ブロック塀にひび割れ!どう対処すればいい?
家を囲うブロック塀に気が付いたらひび割れができていた、なんてことありますよね。
ブロック塀にひび割れができてしまった場合どのように対処すればいいのでしょうか。補修方法や原因を見ていきます。
ブロック塀のひび割れを放置するとどうなる?
ブロック塀にひび割れができていてもどうしたらよいのか分からない、今すぐどうということはないだろう、と放置している方も少なくないでしょう。
ブロック塀は高さや厚さが建築基準法で定められていて安全性を保っています。ですが、建築基準法に沿って作られたブロック塀もひび割れや欠けなどを放置しておくと耐久性が弱くなっています。
最悪の場合、崩れてしまうこともあります。何もしないで崩れるというケースは少ないかもしれませんが、地震が発生したり、車がこすったりして倒壊する恐れはありますね。
ブロック塀にひび割れを見つけたら早目に対処しましょう。
ブロック塀のひび割れの補修方法
ブロック塀のひび割れの補修は大変そう、と思われるかもしれませんがDIYで補修できるケースもあります。
DIYで補修する場合
DIYで補修できるひび割れ:0.3mm未満のひび割れ
0.3mm未満のひび割れや小さな欠損でしたらDIYで補修することが可能です。クラックスケールを使ってひび割れの大きさを測ることができます。
補修の手順はそれほど難しくありません。
- 補修箇所の周辺を水を含ませたスポンジなどできれいにする
- 汚れが落ちない場合は中性洗剤やコケが付いている場合は外壁用やコケ落とし用の洗剤を使いましょう。
- ブロック塀用の補修材をひび割れ部分に充填する
- 補修材を平らにする
- 乾燥させる
補修材の説明書をよく読み、使用方法を守ってお使いくださいね。
こちらはコケ落とし用の洗剤です。
こちらは補修材。ブロック塀用の補修材はホームセンターなどでも購入可能です。
補修をしてから10日ほどしてからコーティング剤を塗ると劣化防止になりますよ。
業者に依頼した方がいいケースは?
業者に依頼すべきひび割れ:0.3mm以上のひび割れ、広範囲に渡るひび割れ
大きなひび割れや、ひび割れが広範囲に渡っている場合、DIYで補修してもすぐにまたひび割れしてしまう可能性もあります。業者に依頼して一度しっかり見てもらうといいでしょう。
ブロック塀の補修は
- 外壁専業者
- 外構工事をしている会社
- 工務店
などで行ってくれます。
補修費用の目安は
1㎡あたり:1.3万〜2万円(参考)
1カ所のひび割れは約5,000円~です。
場合によってはブロックを交換したり、仕上げの塗装をすることもあります。思った以上に費用が掛かる場合もありますが安全には代えられないですよね。まずは見積もりを依頼してみましょう。
ブロック塀のひび割れの原因は?
そもそも、ブロック塀のひび割れはなぜ起こってしまうのでしょうか。原因を知っておけば対処もできそうですよね。
ひび割れの主な原因は
- 外的な圧力
- 経年劣化
です。
外的な圧力というのは地震や地盤沈下、自動車の接触などが挙げられます。どれも予防するのは難しそうですよね。
その他には経年劣化の場合もあります。ブロック塀は基準を満たしていれば30年ほど持つ(参考)といわれていますが、それ以前にひび割れができてしまうことも。
つなぎに使われているモルタルは乾燥収縮や温度変化などひび割れが起こりやすいです。
ブロック塀を長持ちさせるには
直接的なひび割れの予防というのは難しいかもしれませんがブロック塀を長持ちさせるためには日々のメンテナンスが必要です。
定期的な掃除
まずはブロック塀を定期的に掃除しましょう。ブロック塀は家の一番外側に設置していることが多いので汚れやすく、コケなども発生しやすいです。
月に1回など頻度を決めて、専用の洗剤や高圧洗浄機などで掃除するといいでしょう。
定期的に掃除をすることで、だんだん掃除も楽になってきますよ。また、早い段階でひび割れを発見できるというメリットも。
塗装やコーティング
ブロック塀を塗装したり、コーティングすることで見栄えもよくなりますし、きれいな状態をキープしやすくなります。
塗装は1度塗れば10年ほど持つといわれていますよ(参考)。
こちらの動画ではひび割れ補修の後、塗装をしています。塗装すると見違えるほどきれいになりますね。参考にしてみてください。
こちらは下塗り材です。ブロック塀の場合はこれだけでもOKですし、上から塗装をすることもできます。
こちらは漆喰の塗装材なのでだいぶ印象が変わりますね。思い切ってイメージチェンジしてみるのもよいかもしれません。
こちらはコーティング剤です。
まとめ
ブロック塀のひび割れの補修方法と原因、長持ちさせる方法などを見てきました。
ブロック塀のひび割れは最悪の場合倒壊につながってしまうので早めに修理しましょう。0.3mm以下の小さなひび割れなら自分で補修することも可能です。それ以上の場合は安全性を考えて業者に依頼することをおすすめします。
塗装をしたりコーティング剤を塗ることで長持ちし、定期的な掃除でさらに長持ちしますよ。