玄関土間はどのくらい広げることができる?リフォーム費用や事例をご紹介!
最近は玄関土間を広く取り、収納や趣味のスペースに充てる人も増えています。玄関が広々としているとスッキリ見えますよね。
既存の玄関土間は拡張することができるのでしょうか?今回は土間を拡張するリフォームについて費用や事例を見ていきましょう。
玄関土間は広げることができる?
一軒家でも、マンションでも土間を広げるリフォームは基本的に可能です。ただし、玄関土間を広げるということは、その分他の場所が狭くなるというということです。
全面リフォームする場合は土間の拡張もしやすいですが、玄関だけをリフォームする場合はどこのスペースを使って土間を広くするかを考えなくてはいけません。
具体的には
- 収納スペースを移動
- 隣接する部屋や廊下、トイレなどのスペースを利用
ということになります。
玄関土間を広げるリフォーム費用
玄関土間を広げるリフォームは3畳ほどの土間を作る場合で30万円程度(参考)というのが相場です。詳しく見ていきましょう。
使用する素材で費用は変わる!
まず、土間に使う素材を選びましょう。
モルタル
費用:1㎡あたり6,000円〜(参考)
セメントと砂を水を混ぜて作る建築素材です。レンガなどの接着剤としても使われていますよ。耐火性、耐久性に優れています。土間に使われるポピュラーな素材ですね。広い土間ほど、素材はシンプルにモルタルという人が多いですよ。
デメリットとしては冬場が寒い、ひび割れしやすいなどが挙げられます。
タイル
費用:1㎡あたり10,000円〜(参考)
タイルも土間に人気の素材です。様々な種類があるので自分の好きなデザインを選ぶことができますね。モルタルに比べると初期費用が高くなるのと、目地の部分の掃除が大変というのがデメリットです。タイルの種類によって費用は大きく変わってきます。
天然石
費用:1㎡あたり20,000円~(参考)
大理石、御影石などを使った床材です。高級感のある玄関になりますね。表面を滑りにくいように加工したものもあります。こちらも種類によって費用は大きく変わります。
石の種類にもよりますが、シミになりやすい、酸に弱いというデメリットもあります。
設備をつける場合はさらにプラス
玄関土間を拡張したら、棚を作ったり、さまざまな設備をプラスしたいですよね。設備をプラスするとその分費用が掛かります。
窓や蛇口などは設置できない場合もありますのでリフォーム会社に相談してくださいね。マンションの場合は外壁に窓を増設することはできません。
あれもこれもというと費用がどんどん上がってしまうので、どんな土間にしたいのか、どのように使いたいのかをイメージしてから決めてみてください。
こちらの事例も参考にしてみてくださいね。
リフォームして玄関土間を拡張した事例
玄関土間を広げるリフォームをした事例をご紹介していきますね。
費用:45万円
玄関にベビーカーを収納するために土間を広げた事例。収納を撤去し、その部分を土間にしました。収納は室内に移動させています。
こちらも同じく、靴箱を撤去し土間を拡張した事例。大理石からタイルに素材も変更して雰囲気が変わりました。
こちらは玄関横にあったトイレを撤去し、土間を広げた事例。トイレは2階にもあったので思い切って撤去したそうです。もともとあった窓もいい感じですよね。
こちらは全面リフォームした事例です。もともとあったシューズラックを撤去。さらに隣の洋室を少し狭くすることで広い玄関土間にリフォームしています。
費用:11万円
土間を少しでも広くしたいということでしたが、廊下部分を少し土間に変更しただけでスペースはあまり広げることができませんでした。つやのある大理石庁の素材をふちまで使用することで実際よりも広く見える視覚効果も狙っています。
玄関土間リフォーム全体について知りたい方はこちらもどうぞ。
まとめ
玄関土間を広げるリフォームについてみてきました。全面リフォームで土間を広くするのは難しくないですが、玄関周辺のみで土間を広げるというのはなかなか難しいこともあります。
広くする代わりに他のスペースをつぶさなくていけないですからね。周辺のトイレや廊下、部屋の一部などが土間にできないかどうかリフォーム会社に相談してみてください。