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雨戸や戸袋の修理にかかる費用は?交換時期の目安はどのくらい?

雨戸を使おうとしたらガタガタしてなかなか引き出せない、閉めても隙間ができてしまう・・・なんてことありませんか?

梅雨や台風、雪の時期にしか使わない場合は、出してみたら状態が悪くなっていたということも少なくありません。状態が悪いまま使用するケガをしたり、突然外れてしまったりすることもあるので修理が必要になります。

雨戸や戸袋の修理にはどのくらいの費用が掛かるのでしょうか?交換する場合も含めて見ていきましょう。

雨戸や戸袋の修理の費用はどのくらい?

雨戸や戸袋の修理内容は

  • 塗装
  • 建付け調整
  • 交換

などがあります。

交換になると1万円以上かかってしまいますが、修理の場合は1万円以下で済むことが多いです。

1枚当たりの修理費用の目安は以下の通りです。

塗装 1,000円~5,000円(参考
建付け調整 5,000円~(参照

ただし、雨戸の劣化が激しい場合は交換が必要になります。交換する場合は選ぶ雨戸によって費用が異なります。

雨戸のタイプによって交換費用は異なる!

実は雨戸の耐用年数は10~15年だと言われています。この期間を過ぎていて調子が悪い場合はそろそろ交換時かもしれません。

雨戸には

  • 単板引き雨戸
  • エコ引き違い雨戸

などの種類があります。

単板引き雨戸:

1枚の板を2~3枚組み合わせて窓を守る昔ながらの雨戸。使用しない時は戸袋にしまう。光も風も通さないので閉めると真っ暗になる。シンプルな構造なので費用も安い。

エコ引き違い雨戸:

ブラインドのような構造になった雨戸。雨戸の羽根を開閉することで風や光も取り込むことができる。戸袋が不要で雨戸のない窓にも設置できる。

交換するのであれば、使いやすいタイプのものに変更するという手もあります。最近では、雨戸の代わりにシャッターを取り付ける人も多いです。

雨戸とシャッターの違いについて詳しくはこちら。

雨戸をシャッタータイプにリフォームしたい!費用や事例を見てみよう! 雨や風から窓を守ってくれる雨戸。台風などの多い日本ではつけておきたいものですよね。それだけでなく、防犯の効果もあると言われていま...

交換の費用は雨戸のタイプによって異なります。メーカーや業者によっても異なりますが、だいたい以下の通りです。

単板引き雨戸 2万円~5万円
エコ引き違い雨戸 3万円~6万円
手動シャッター 8万円~15万円
電動シャッター 12万円~30万円

参照:リフォマ

シンプルな雨戸ですと2万円から3万円ですが、電動シャッターにすると10倍以上もかかってしまいますね。使用頻度や予算に応じて選んでください。

また、2階以上の窓の雨戸を交換する場合、足場代がかかるので1階よりも金額は上がります。

雨戸や戸袋を交換した事例を紹介

雨戸や戸袋を実際に交換した事例を紹介しますので、参考にしてみてください。

雨戸1枚の費用はそれほど高くないですが、家じゅうの雨戸をまとめて交換となると結構な金額になってしまいますね。

また、全ての雨戸を統一するのではなく、使用頻度の低い雨戸は安めのものにすると費用が抑えられますよ。

雨戸の修理はDIYで出来る?

雨戸の修理や交換を業者に依頼するとどうしても費用が掛かってしまいますが、自力で直すことはできないのかと考える人も多いでしょう。劣化が激しい場合、交換の場合は業者に依頼することをおすすめしますが、ちょっとした不具合でしたら自力で直すことも可能です。

下記のようなケースでしたらDIYで直る場合もあります。

ケース1:開け閉めがスムーズにいかない

雨戸の開け閉めがスムーズにいかない場合は、雨戸にゴミが入り込んでいる可能性があります。まずはサッシの掃除をしてみましょう。そしてプラスチックタイプの潤滑剤を使ってみてください。これだけでスムーズになるケースもありますよ。

ただし、やってみてもよくならない場合は無理に動かすと余計に劣化してしまう可能性があるため、業者に修理を依頼することをおすすめします。

雨戸の掃除の仕方はこちらでご紹介しています。

雨戸は定期的な掃除で使いやすく!掃除の仕方や戸袋の外し方は? 久しぶりに雨戸を使おうとしたら、思った以上に汚れていた。ということはありませんか?定期的に掃除をしている人は少ないかもしれません...

潤滑剤は下のようなタイプがおすすめです。

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ケース2:塗装のはがれ、サビ

軽度の錆の場合は、サンドペーパー(紙やすり)などで削ってサビ止めを塗るとある程度治ります。ただし、サビが激しい場合は業者に依頼しましょう。

また、塗装のはがれ程度なら自分でも直せそう!と思うかもしれませんが金属は塗装が定着しにくいのでムラになりやすいです。ですからDIYで塗装するのはあまりおすすめしません。

それでもDIYする場合はしっかり洗浄し、サビを落としてからウレタン系の塗料を塗ってください。

サンドペーパーやサビ止めは下記のようなものが使用できます。

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また、2階以上の窓の場合は作業に危険を伴いますので業者に依頼するようにしましょう。

ケース3:鍵が閉まらない

雨戸の鍵が閉まりにくかったり、閉まらなかったりする場合は鍵穴の位置がずれているか、破損している可能性があります。破損している場合はDIYで修理することはできませんが、ずれているだけなら微調整で直ります

取付ねじを緩めると動かすことができるので、鍵の位置を確認しながら微調整してみてください。それでも直らない場合は業者に依頼しましょう。

雨戸の修理には火災保険が使える?

雨戸の損傷の原因が台風や大雪などの場合、火災保険を使用して修理や交換ができる場合があります。元々経年劣化していた雨戸であっても、台風や大雪などが致命的な原因になったのであれば保険が下りることもあります。

自然災害の後に雨戸の劣化に気が付いたらまずは保険会社に連絡してみましょう。

まとめ

雨戸や戸袋の修理には、

  • 塗装の塗り直し
  • 建付けの調整
  • 交換

などがあります。交換ではなく修理の場合は1枚当たり1万円以下で直ることが多いです。

建付けの調整や鍵穴の調整などはDIYで微調整すれば治ることもあるのでまずは試してみてもよいでしょう。塗装は簡単そうに見えるかもしれませんが、金属への塗装はムラになりやすいのであまりおすすめしません。

交換の場合は選ぶ雨戸によって費用が大きく変わります。昔ながらの単板引き違い雨戸でしたら2万円から交換可能ですが、電動シャッターなどにすると30万円かかることも。予算や使用頻度によって選んでみてください。

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