防災グッズで本当に必要なものは?あったら便利なものも知っておこう!
地震や台風などいつ起こるか分からない自然災害。万が一に備えて防災グッズはきちんと用意しておきましょう。
防災グッズは何を用意しておけばいいのか、本当に必要なもの、あったら便利なものをまとめました。
防災グッズで本当に必要なものリスト!
日本では地震や台風などの被害も多く、いつ自分が被災するかも分かりません。ですから、万が一に備えて防災グッズを用意しておきましょう。
最低限用意しておきたい防災グッズにはこんなものがあります。
食事関連 | 食料 |
飲料水 | |
紙皿・紙コップ・割りばし | |
生活用品 | 懐中電灯・ランタン |
タオル | |
スマートフォンのバッテリー | |
軍手 | |
ライター | |
電池 | |
下着・洋服 | |
防寒具 | |
衛生用品 | 非常用トイレ |
ウエットティッシュ・トイレットペーパー | |
アルコール消毒 | |
マスク | |
救急セット |
それでは詳しく見ていきましょう。
食事関連
食料
農林水産省では最低でも3日分、できれば1週間分の食料の備蓄を推奨しています。ライフラインが停止した場合、国から食料などの援助が来るまでに3日ほどかかるのです。
1日3食×3日×家族の人数分、必要ですので
- 3人家族の場合:3×3×3=27食
- 4人家族の場合:3×3×4=36食
- 5人家族の場合:3×3×5=45食
となります。
1日分は水やお湯、ガスがなくてもそのまま食べられるものを用意しておくとよいですよ。
3人用、3日分がセットになった商品もあります。
こちらは4人用3日分のセット。
非常食は賞味期限が長いとはいえ、期限はありますので定期的に中身を見直しましょう。
その他にカップラーメンやレトルト食品など普段から使っているような保存食も含め、1週間分あるといいですね。
飲料水
総務省によると飲料水は1人1日当たり3リットル必要だといわれています。水も食事と同じく最低でも3日分。できれば1週間から10日分用意しておきたいです。
1日3リットル×3日×家族の人数分なので
- 3人家族の場合:3×3×3=27リットル
- 4人家族の場合:3×3×4=36リットル
- 5人家族の場合:3×3×5=45リットル
必要になります。大容量の飲料水は持ち運びが大変なので500mlのものが便利です。とはいえ全部500mlで用意するのも大変ですので、500mlと2リットルを組み合わせるのがおすすめです。
1ケースずつ用意すると合計で24リットルです。1ケースずつは最低限用意して、非常用持ち出し袋にも数本入れておきましょう。
紙皿・紙コップ・割りばし
お皿がなくても食べられるタイプの非常食もありますが、分け合って食べることなども考えられるため入れて置くと便利です。紙皿にラップを敷くと繰り返し使うことができます。
生活用品
懐中電灯・ランタン
停電に備えて懐中電灯やランタンは用意しておきましょう。懐中電灯だけでなく、ランタンがあると夜でも広い範囲を照らしてくれるのでおすすめです。
ですが、ランタンがない場合は懐中電灯の上に水を置くとランタンのように使用できます。
皆さん、お持ちの非常持ち出し袋に懐中電灯は入っていますよね?一工夫してランタンに替える活用術。懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せるだけで、光が乱反射して周りを照らすことができますよ。懐中電灯が小さい場合は
コップに入れてやってみてください。火を使わないので安全です。 pic.twitter.com/2g7jp5l6rR— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) March 1, 2017
こちらは充電式の懐中電灯。持って使うことも置いて使うこともできる2WAYタイプ。
こちらは小型ですがラジオも付いたタイプ。
こちらは連続70時間点燈可能というランタンです。しばらく充電しなくていいのは助かりますね。
タオル
タオルは濡れた時や汚れた時に拭くだけでなく、敷物として使ったり、物を隠したり、けがをしたときに包帯代わりにしたりと様々な使い方ができます。
大きなバスタオルと、小さなハンドタオルやフェイスタオルなど大きさの違うものを用意しておくとよいでしょう。
防災用にわざわざタオルを買うのはもったいないいので、私は使い古したタオルを防災バッグに入れていました。
スマートフォンの充電器・バッテリー
家族の安否を確認したり、情報を得るのにスマホは活用したいですよね。長い時間使えるよう、充電器やバッテリーは用意しておきましょう。
ただし、災害時は回線が込み合って使えなくなることもあります。情報収集ツールとしてラジオも用意しておくと安心ですよ。
こちらはソーラー充電ができ、4台同時に充電することが可能。
こちらは充電、電池、ソーラー、手回しと4種類の充電方法があるラジオです。災害時用のために作られた商品なので多機能です。
軍手
物が倒れてきた時や壊れた時に処理をする時に使えます。寒い時期には防寒にもなりますね。人数分用意しておくといいでしょう。
ライター・マッチ
ガスが止まってしまったときに使用できます。小物類はまとめてポーチなどに入れて置くと取り出しやすいです。
電池
防災グッズとして用意した懐中電灯やラジオで使用する電池を用意しておきましょう。
下着・洋服
衣類も後から取り出せないことがあるので事前に用意しておきましょう。下着や靴下などは3日分。ジャージのような動きやすい服を1セット用意すれば着ている服と洗い替えすることができます。
また、レインコートがあると雨風が防げ、防寒にもなります。
防寒具
アルミシート、ひざ掛けなどの防寒具は冬場以外でも用意しておきましょう。停電になると夜などは特に思っている以上に寒くなります。体調を崩してしまった時などにも体を温められますしね。
薄手で暖かいアルミシートがあると便利です。
5枚入りなので家族みんなで使えます。
こちらはアルミのポンチョです。
他には使い捨てカイロもかさばらずに体を温められるのでおすすめ。防寒以外に食事を暖めるのに代用することもできますよ。
衛生用品
続いて衛生用品です。
非常用トイレ
断水などでトイレが使えないことを想定して、非常用トイレは用意しておきたいですね。
お使いの便器に設置する便器設置式、段ボールなどを組み合わせて便器を作る組み立て式があります。
携帯用は基本1回分ですので持ち歩きや車用にはよいですが家置き用の防災品としてはおすすめしません。
こちらは便器の上に設置するタイプ。
こちらは組み立て式です。
その他はこんなアイテムも用意しておきましょう。
- ウエットティッシュ
- トイレットペーパー
- アルコール消毒
- マスク
- 救急セット
こちらは特に防災用の特別なものではなく、普段使っているようなもので大丈夫です。常用している薬がある方は救急セットの中に入れておくとよいですね。
ティッシュペーパーよりも水に溶けて使い勝手のいいトイレットペーパーがおすすめです。トイレットペーパーは芯を抜いてつぶしておくとコンパクトになりますよ。
あったら便利なアイテム
続いて、あったら便利というアイテムをご紹介していきます。
衛生用品
- ドライシャンプー
- 歯磨きシート
- 汗拭きシート
- クシ・ブラシ・ゴム
- 大きな手ぬぐいやハンカチ
- 洗濯洗剤
衛生用品は命にかかわるものではないので優先順位は低くなりますが、数日間ライフラインが止まってしまったり、家に帰れないことを考えると用意しておきたいものばかりですね。
大きな手ぬぐいやハンカチは、三角巾やマスクの代用など様々な使い方ができます。
季節用品
- 虫よけスプレー
- 日焼け止め
- レインコート、雨具
- 厚手の靴下
暑い時期や寒い時期ならではのアイテムも入れて置くといいですね。できれば季節用品だけでも季節によって入れ替えると荷物が少なくなります。レインコートは雨天時だけでなく、防寒具としても使えます。
その他
- アイマスク
- 耳栓
- 寝袋
- 万能ナイフ
アイマスク、耳栓、寝袋などは避難所に行くことになった場合重宝します。万能ナイフは文字通り万能なのでナイフとしてだけでなく缶切りなどにも使えます。
家族構成によっても必要なものは変わる!
一般的に必要なもの他に、人によっては必要という物も用意しておきましょう。
赤ちゃん・子供
- オムツ
- 粉ミルク・哺乳瓶
- 離乳食
- 洋服
赤ちゃんや子供はどんどん大きくなりますから、成長に合わせて必要なものも変わってきます。小さな子供のいるご家庭はこまめに防災グッズも見直しましょう。
こちらは子供用の防災バッグです。子供でも持ちが媚びやすいサイズのリュックに、子供用の軍手、レインコートなどが入っていますよ。
赤ちゃんがいる場合の防災グッズに関してはこちらの記事もどうぞ。
高齢者
- 服用中の薬
- 折り畳み式杖
- 老眼鏡・メガネ
- 成人用おむつ
- 入れ歯洗浄剤
もちろん、すべてが必ず必要という訳ではありません。普段使用しているものを用意しましょう。
また、高齢の場合リュックを運ぶのも大変だと思いますので、キャリーカートにもなるリュックがおすすめです。
こちらは2人分の必要なものがセットになったタイプです。
女性
- 生理用品
- 鎮痛剤
- メイク落とし
いつ被災するか分かりませんのでこれらは用意しておいた方がよいでしょう。
こちらは生理用品やポンチョなど女性に嬉しいアイテムも入った非常用バッグです。
ペット
- ペット用キャリーバッグ
- トイレシーツ・砂など
- エサ
- エサ用ボール
- 首輪・リード
- ブラシ
他には年齢や、予防接種の履歴などペットの情報が分かる写真付きのカードなどを作っておくと、万が一預けなくてはいけなくなった時にもスムーズです。
ペット用の防災カバンも販売されていますよ。
こちらは簡易的なタイプ。
こちらは防災用品も入るキャリーバッグです。(防災用品は付属していません)
他にも持病がある方は薬など、普段持ち歩いている必需品は防災バッグにも用意しておきましょう。
まとめ
防災グッズとして本当に必要なもの、あったら便利なもの、人によって必要なものを見てきました。
こうしてリストにしてみると思っていたよりたくさんのアイテムが必要だと分かると思います。家族構成や住んでいる場所などによっても必要なアイテムは変わってくるのでご自宅では何が必要か考えてみましょう。
まずは命にかかわるものを。次にあったら便利なものという順でそろえていくといいですよ。
逆にこれはいらなかった!というアイテムに関してはこちら。