台風被害から家を守ろう!台風対策グッズまとめ
近年、台風や豪雨の被害が増えています。台風が多い地域はもちろん、そうでない場所でもいつ災害が起こるか分かりません。
自然災害は事前に対策をしているかどうかで被害も大きく変わってきます。台風や豪雨対策に使えるグッズをご紹介していきますので、参考にしてみてください。
台風対策のグッズにはどんなものがある?
台風の被害には
- 飛散物によって窓ガラスが割れる
- 家の中に雨が入り込んでくる(浸水)
- 窓付近から窓が吹き込んでくる、雨漏りする
などがあります。
家の中に水が入ってくると、家財道具がダメになる、家のダメージになるなど二次災害が起こる可能性も。対策をしておくことで防げるのなら防ぎたいですよね。それぞれの対策グッズをご紹介していきます。
窓ガラスの対策グッズ
台風の被害で実は多いのは窓ガラス。飛散物によって窓ガラスが割れてしまうという被害ですね。大きなものが飛んでくれば危ないのはもちろんですが、風速が強いと小さな小石が飛んできただけでも窓ガラスが割れてしまうことがあるんです。
ですから窓ガラスの対策はしておいた方が安心ですよ。窓ガラス対策グッズをご紹介していきます。
●飛散防止フィルム
窓ガラスに貼っておくことでガラスが飛散するのを防止してくれます。窓のサイズに合わせて窓全体に貼りましょう。
こちらはすりガラスのタイプです。
飛散防止フィルムを貼っても窓は普段通りに使えますので、台風の度に貼ったり剥がしたりする必要がありません。
●養生テープ
飛散防止フィルムを貼っていない場合は、養生テープで対策ができます。
参考までに。AGC調べで窓ガラスは風速48mまで耐えられるように設計されているものが多い。今回の台風はそれを大きく超える予想なので雨戸や飛散防止フィルムが無い場合は図のように養生テープで米の字に貼る。浸水防止のために新聞やタオルでレール部分を覆う。https://t.co/4NZnfr855O pic.twitter.com/SOXaAOE1Jk
— 小林・テキーラ (@tetete_tequila) October 10, 2019
養生テープ以外にも飛散防止テープや、ガムテープなどでも対策できますよ。飛散防止テープは飛散防止効果は高いですが、剥がすことを考えると養生テープが一番扱いやすいです。
●防護ネット
ベランダなどに貼って置いて飛来物が飛んでくるのを防ぐことができるのは防護ネット。子供やペットの転落防止や防鳥対策として普段から使用できます。
ただしネットより小さい小石などは入ってきてしまうのですべての飛来物を防ぐことはできません。また、マンションの規定によっては設置できないこともありますので管理会社などに確認してみてください。
窓ガラスの対策グッズは、窓が割れないようにするものではなく、割れた窓が飛散しないようにするものです。雨戸やシャッターがないとどうしても窓が割れるのは防げないことも。飛散防止対策をしていれば窓ガラスが飛び散らないので破片でケガをしたりする危険性が低くなりますよ。
窓ガラスの対策について詳しくはこちらへ。
吹き込みや雨漏りの対策グッズ
普段の雨では何ともなくても、台風が来ると窓から雨が吹き込んできたり、雨漏りが起こることがあります。
吹き込みや雨漏りが起こった時に役立つグッズをご紹介しますね。
雨水を吸い取るグッズ
吸水シートがあると家の中に入ってきた雨を吸い取ることができます。
窓から雨が吹きこんでくる場合は窓の近くに、壁の場合は壁に貼り付けて、天井からの雨漏りの場合はバケツの中に入れて置くといいでしょう。
吸水シートがあると便利ですが、家にあるこんな物でも代用が可能です。
- ペットシーツ
- オムツ
- 油の吸収パッド
- 段ボール
など。ペットシーツは100円ショップなどで少量から購入できるので防水用に持っていてもよいのではないでしょうか。
雨水から家や家具を守るグッズ
雨水を吸い取ってもまだ雨が吹き込んでくる場合は、周辺の床や家具などが濡れないように保護しましょう。
そのためにはブルーシートがあると便利です。
事前に雨漏りすることが分かっていれば外側からブルーシートで覆っておくという手もあります。ただし、台風ですので風に飛ばされないように注意してください。
外で使用する場合はシートの厚さにも注意が必要。
台風後の屋根、雨漏りの応急措置などで使い、いつも品薄になるブルーシートには「番手」があります。
通常「#3000」以上の厚さでないと防水にはむきません。紫外線(UV)対応のものだとさらに長持ちします。
「レジャーシート」などは薄すぎてすぐに破けるために使えません。
災害に備えるためご参考に! pic.twitter.com/A4aRqAR5Py— 森板金(奈良・大阪の屋根修理専門店) (@moribankinyane) September 17, 2021
家の中で使うのであれば、レジャーシート、ビニール袋などでも代用可能です。
雨漏り対策にはバケツも必需品ですね。
雨水の侵入を防ぐグッズ
雨が吹き込んでくる箇所がハッキリわかる場合は防水テープを使って雨水の侵入を防ぐこともできますよ。
空気が入らないように下から上に向かって防水テープを貼り、雨水の侵入経路を塞ぎます。
テープ状の養生シートでも対策になります。
ない場合は粘着テープでも代用可能ですのでまずは試してみてもいいですね。ただし大量の雨が吹き込んでくる場合はあまり効果がないかもしれません。
吹き込み対策や雨漏りの応急処置のページも合わせてどうぞ。
浸水被害から家を守るためのグッズ
最後に玄関やベランダなどから浸水してくるのを防ぐためのグッズです。ケースとしては一番少ないと思いますが対策グッズがあると、もしもの時に安心です。
雨水の侵入を防ぐグッズ
浸水してきそうな場所に、工事現場などで使う土嚢(どのう)を置いておくと家の中に水が入るのを防ぐことができます。土の代わりに水を使う水嚢(すいのう)も主流ですね。
ない場合は、ビニール袋に水を入れて置くだけでも対策になります。ビニール袋は家具の保護など色々使えるので防災対策に用意しておきたいアイテムですね。
他には吹き込み、雨漏り対策でご紹介した防水テープ、防水シートも浸水対策に使えます。
駐車場や門などには板で水を堰き止める止水板で水の侵入を防ぐことができます。
こちらはシートタイプです。
家の中の水を抜くグッズ
家の中に水が入ってきてしまった場合、バケツなどを使って水を外に出すのは大変です。業者に依頼する手もありますが、排水ポンプがあると自分でも比較的簡単に水を出すことができます。
家の中に入った水だけでなく、庭や駐車場などにたまった水にも使えますよ。
雨水には泥やゴミなども含まれているので、汚水用を使いましょう。
浸水被害を防ぐにはこちらの記事もどうぞ。
基本的な防災グッズもそろえておきたい!
台風が来たら、電気や水道などのライフラインが止まってしまったり、住んでいる場所によっては高台に移動しなくてはいけないというケースも出てきます。
台風に特化した対策グッズだけでなく、基本的な防災グッズも用意しておきましょう。
- 食事関連(飲料水、火がなくても食べられるものなど)
- 衛生グッズ(ウエットティッシュ、簡易トイレなど)
- 生活用品(懐中電灯、スマホのバッテリー、ラジオなど)
などですね。
台風が来た後は水道が止まるというリスクも高くなるので、給水袋やポリタンクなどは得意に用意しておきたいですね。
防災グッズに関して詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
まとめ
台風の対策グッズをご紹介してきました。自分の家にはどんなリスクがあるのかを考え、不安のある所から対策していきたいですね。
どんなリスクがあるのか分からないという場合は最低限
- バケツ
- ビニール袋
- 吸水シートもしくはその代用品
- 飛散防止フィルムもしくは養生テープ
- ブルーシート
だけでも用意しておくといざという時に役立つのではないでしょうか。
台風だけでなく防犯対策になったり、他の自然災害の時にも使えたりするアイテムもあるので備えておくと安心ですよ。
対策グッズをそろえるのもなかなか大変、という方は100円ショップで揃うアイテムから探してみてはいかがでしょうか。