防災情報

停電対策に発電機って使えるの?選び方や使用上の注意をチェック!

近年、大規模な災害によって広範囲・長時間の停電が起こることが多くなりました。ニュースなどを見て、非常事態に備えて電源を確保しようとしている人も多いのではないでしょうか。

電気を供給できる手段として、発電機ってどうなの?と導入を検討している人もいるかもしれません。停電時に発電機でまかなえる範囲や、導入する際に注意すべきことをまとめました。

発電機ってどういうもの?どんな種類がある?

発電機とは、ガソリンやガスを燃料にエンジンを動かし、電気を作る機器です。キャンプなどのアウトドアで使われているシーンを見たことがある人も多いかもしれません。

もちろんキャンプ以外でも使用できるため、災害時の非常用電源としても注目されています。

発電機には種類があり、それぞれに特徴があります。導入を検討するのならまずは特徴をしっかり押さえておきましょう。

燃料の種類

まずは燃料の種類について見ていきましょう。

ガソリン

ガソリンを使う発電機は長時間安定して発電することが可能です。

ただし、ガソリンの取り扱いには注意が必要です。ルールを守ればガソリンは誰でも購入が可能です。ですがガソリンは長期間の保存に向いていません。また自宅で保管していて災害時にさらに被害を拡大してしまうというリスクもあります。

ガソリンの取り扱いについては、こちらのサイトなどでよく確認しておきましょう。

ガソリン式の発電機はこちら。

ガス

卓上コンロなどで使うガスボンベを使用する発電機です。燃料が扱いやすく、長期間の保存も可能なので備蓄しやすいです。ただし、パワーはガソリンに比べると少なく、燃費も悪いです。短時間だけ手軽に使いたいという方におすすめです。

ガスを使用する発電機はこちら。

インバーターの有無

発電機には、インバーターがついているものとついていないものがあります。インバーターとは「直流を交流に変換する装置」。(参考良質で安定した電気を作るにはインバーター付の発電機がおすすめです。

インバーターがついていないスタンダードタイプは出力が大きい大型照明や電動工具向けで、パソコンやマイコン制御がついた家電のような精密機器は故障してしまうことも。パソコンや携帯の充電などに使うなら、安定した電気を作れるインバータータイプを選びましょう。

発電量

発電機によって発電量が異なります。消費電力のほかに起動電力もかかります。以下を目安にしてみてください。

家電製品の消費電力一覧 消費電力と実際に必要な電力の計算例

出典元:発電機選びのポイント|Honda発電機

非常時に使いたい電力を計算して、余裕を持った出力数の発電機を選びましょう。

発電機は停電時に役に立つ?

発電機があれば停電時でも家中の電力がまかなえるのかというと、それは難しいと言えます。

例えば次の家電を使うとすると…

  • スマホの充電2台(15W×2)
  • 照明(50W)
  • テレビ(140W)
  • 冷蔵庫(1000W)
  • エアコン(2200W)

合計3420Wと消費電力が大きく、家庭用の発電機ではカバーできません。業務用の発電機ならなんとか対応できるかもしれませんが、燃料もかなり必要になるので現実的ではないですね。

発電機があっても、本当に必要な家電を最低限動かすのに使うものと考えておきましょう。

1日中快適に、というのは難しいかもしれませんが、発電機で夜中にエアコンを使うことは可能です。(発電機やエアコンの種類などにもよります)

優先度の高い冷蔵庫も、発電機で稼働させることができるようです。

停電が長期間に及ぶとかなり燃料も必要になるかと思いますが、発電機を使って様々な家電を動かすことができるというのは、非常時の安心材料になりますね。

シロ
シロ
現実的には騒音のこととか、屋外からどう接続するのかって問題はあるけど、エアコンが使えるのは大きいね。

災害時に発電機の燃料は確保できる?

災害時に発電機を使うには、燃料を確保しておかなくてはいけません。災害時に燃料の確保はできるのでしょうか。

ガソリンの場合

ガソリンは少しの火でも引火することがあるので、災害時に備えて一般家庭で備蓄することはかなり危険です。ですが、停電時にガソリンを手に入れるのも容易ではありません。ガソリンスタンドに長蛇の列ができることが多いので、安定して発電し続ける燃料を確保するのはかなり難しいでしょう。

ガスの場合

ガスボンベはガソリンに比べると貯蓄しやすいです。ですが、燃費が悪いのでかなりの量のガスボンベが必要になります。発電の際はガスボンベが1時間あたり2本程度必要になります。機器によっては専用のボンベしか使えないものもあるので、確認して準備しましょう。

またガソリン型でもガス型でも、発動機の稼働にはエンジンオイルが必要です。オイルは定期的に交換が必要なので、燃料とエンジンオイルと両方を準備するようにしましょう。

発電機があれば必要な家電を動かすことができますが、燃料の確保などの問題で長時間安定して使用するのは難しいです。

アウトドアなどで使用する予定があるのなら購入もよいと思いますが、災害時のみを想定して購入しても実際は使えないということもあるでしょう。

こんな注意喚起もされています。

発電機を使用する時は、取扱説明書をよく読んで安全に使用してくださいね。

シロ
シロ
こうやって見てくると、趣味とか仕事で使うならありだけど、非常時に備えるためなら別の方法を検討した方が良さそう…。

発電機以外に電源を確保する方法はある?

いざという時に頼もしい発電機ですが、扱いが難しい面や、使用できる場所が限られる面もあります。

他にも電源を確保する方法はありますのでご紹介しますね。

ポータブル電源

もっと気軽に電源を確保したい方には、ポータブル電源がおすすめ。事前に充電をしておけば、明かりの確保やスマホの充電などが可能です。大型家電などに使うのは難しいですが、非常時にどうしても使いたい家電には使用できるのではないでしょうか。充電さえしてあればコンセントのようにすぐに使えるのも災害時に嬉しいですね。

ポータブル電源は種類によって電池容量が異なります。容量が大きいとその分重量も重くなりますが、災害時用ならなるべく容量が大きいものを用意しておくことをおすすめします。

PHEV

PHEVとは、プラグインハイブリッドカーのこと。ハイブリッドカーに外部充電機能を追加したエコカーです。

最大1500Wまでの電力に対応した機種もあり、ガソリンが残っていればその分発電をすることができます。発電機と同じくガソリンを燃料にして発電していますが、車なのでガソリンの保管なども安心ですよね。

車の購入や買い替えを考えているのなら、PHEVも候補に入れてみてもよいかもしれません。

PHEVでの発電について詳しくはこちら。

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太陽光発電

発電機よりもさらに大規模にはなりますが、太陽光発電を利用するという手もあります。

導入コストはかかりますが、太陽光発電システムがあれば通常時と同じように電気を使える場合もあります。ただし太陽光発電にもデメリットがありますのでよく検討してみてください。

太陽光発電について詳しくはこちら。

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まとめ

もし長時間に渡る停電が起きたら、普段電気に依存した生活を送っている私達はかなりの不便を強いられることになります。

ですが発電機があっても普段通りの生活が送れるということにはなりません。情報収集や安全の確保のため最低限の電力は確保したいところですが、二次災害にならないよう安全安心な方法を選びたいですね。

停電の復旧の目安はこちら。

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