子供部屋・赤ちゃん部屋

子供部屋はなぜ散らかる?子供が自分で片づけやすい部屋のコツは?

片づけても片づけても散らかってしまう子供部屋。小さいうちは親が手伝うのも仕方がないですが、ある程度大きくなったら自分で片づけられるようになってほしいですよね。

子供が片付けないのには、理由があるのかもしれません。幼稚園くらいまでにお子様を中心に、子供が自分で片付けやすくなる部屋のポイントや接し方のコツについてお話していきましょう。

子供が部屋を片付けない理由

何度言っても子どもが部屋を片付けない、片づけてもすぐに散らかる!と嘆く方は多いのではないでしょうか。

ですが子供は親を困らせようとして片付けない訳ではありません。自主的に片付けをしないのには理由があるのかもしれませんよ。大人にとっては簡単なことでも子供には難しい、ということも。まずは子供部屋が片付かない理由を見てみましょう。

1,物が多すぎる

当然ながら、物が多すぎると部屋は片付きません。物自体は多すぎなくても収納スペースが狭すぎる場合も同じです。まずは物に見合った収納スペースがあるかどうか考えてみてください。

続いて、物を片付けていきます。大きなおもちゃは大体把握していると思いますが、ガチャガチャやおまけといったこまごましたおもちゃ、自分で作った作品など、子供のものはどんどん増えていきます。

子供が自分で把握できる量のおもちゃにするのが理想です。また、おもちゃの判別は親が勝手にするのではなく子供と一緒に確認しながら行いましょう。「この箱に入るだけ」などルールを決めてそれ以上は置かないようにするといいですね。

ただ子供がまだ小さすぎる場合は子供の判断だけだと難しいですよね。その場合は一度仕分けしてもすぐに処分せず、しばらく別の場所に保管しておいて様子を見てもいいかもしれません。

レギュラーのおもちゃの中にも実は使っていないものが眠っているかもしれません。我が家の場合はおままごと道具。最初に買った大きめのセットに足りないものをつぎ足しつぎ足しでかごに山盛りになっていました。

でもよくよく考えるとまだ娘は使いこなせていないものも多かったので、使っていないものは一旦しまいました。買うたびに増えていく包丁、まないた、スプーン類なども最低限だけ残して別の場所へ。かごもスッキリして片づけやすくなりました。

2,収納場所が決まっていない

何をどこにしまうかきちんと決まっていないと「片付けなさい」と言われても何をどこにしまっていいのかわからず、片付けられません。

まずは物の定位置をしっかり決め、分かりやすく収納しましょう。(収納のコツは最後の章で)

3,収納が不便

収納が不便な場所にあったり、分類されすぎていたり、扉を開けてふたを開けてなど工程が多いと子供は面倒に感じます。「面倒だからあとにしよう」と散らかしっぱなしになってしまうことも。

また、届きにくかったり、重くて持てなかったりする場合も片付けられなくなります。子供の背丈や力によって便利な収納というのは変わってきます。ですから一度収納場所を決めても定期的に見直すことも重要ですね。

やっていませんか?NG行動

子供部屋が散らかっているとつい親がやってしまいな行動の中にNGな行動があります。頭の隅っこに入れて置いてなるべくやらないように気を付けてください。

片付けないことを叱ってしまう

子供部屋が散らかっているとつい叱ってしまうという人も少なくないと思います。ですが叱って片付けられるようになっても、叱られたくないから片付けているだけで自主性は生まれないのです。「おもちゃを出しっぱなしにしていると捨てちゃうよ」などというのもNGですね。

片付けていないことを叱るのではなく、片付けた時に思いっきりほめてあげましょう!たとえ、あまりきれいになっていなかったとしても「片付けた」という行為を褒めることで子供は片付けが好きになっていきます。結果的に自分から片付けるようになっていきますよ。

完璧を求めてしまう

子供はどんなに頑張っても大人と同じようには片付けられない、と思っておいた方がいいでしょう。

せっかく片付けたのに親がいい顔をしないと子供はいやな気持ちになり、ますます片付けをしなくなってしまいます。まずは片付けが好きになる、いやなことじゃなくなるということが大事です。

親が勝手に片づけてしまう

親から見たらただ散らかしているように見えても、子供は意味があって置いていることも。また、片付けようと思っていることもあります。それを親が勝手に片付けてしまうと子供はやる気をなくしてしまいます

未就園児など小さな子供が全部自分で片付けるのは難しいと思いますが、手伝う場合も「一緒に片付けよう」と声をかけてからにするといいですね。

子供が自分から片付けやすい部屋のコツ

それではいよいよ、子供が片付けやすいポイントを見ていきましょう。

子供の手が届きやすい場所に収納

まずは子供が収納しやすい高さに収納を設置しましょう。

片付けがしやすい高さとは、目線から腰までの高さです。これを収納のゴールデンゾーンとも呼びます(参照)。もちろんもっと高い場所、低い場所の物も出し入れすることはできますが、背伸びをする、しゃがむなどの行為を伴うとなかなか片付けにくくなってしまうのです。

一番下に何も置かないというのは難しいかもしれませんが、せめてよく使うものはゴールデンゾーンの範囲内に収納しましょう。子供の身長は変わっていきますので年に1度くらいは高さを確認してみてくださいね。

こちらは子供の手の届きやすい場所にたくさん収納されていますね。

こちらは床の間や出窓を使って使いやすい位置に収納されています。

収納場所を決め、分かりやすく表示する

続いて、収納場所を決めましょう。

あまり分類を細かくしすぎてしまうと片付けが大変になります。子供にとってはおもちゃの分類というのも大変な作業なのです。「ブロック系」「おままごと系」「ぬいぐるみ系」などのざっくりした分類ですと収納しやすいですよ。

こちらはきょうだいで色を分けているので分かりやすいですね。

こちらは少し大きい子の収納なので文字でラベリングされています。

おもちゃの写真を撮ってボックスに貼っている方も。実物の写真ですと子供でもどこにしまえばいいのかわかりやすいですよね!

また、キャラクターの収納グッズを使うと「このキャラクターの所には〇〇をしまう」と覚えやすいです。

片付けが苦手な子の場合は、分類せずに袋やボックスに入れればOKにしてしまう、というのも1つの手ですよ。まずは散らからない工夫をしましょう。

小学校に上がって学習机を使う頃になると、ざっくりした収納ではかえって使いづらくなります。その時には仕切りなどを使って分類することをおすすめします。(分類するのもそれほど大変なことではなくなっているはずですよ)

ワンアクションで片付けられる

自分で片付けるかどうかは、片付けやすいかどうかにかかっています。

クローゼットのドアを開けて、引き出しを開けて、、、なんて場所にしまわなくていけないとなると片付けるのもおっくうになってしまいます。

親としてはごちゃごちゃさせたくないので見えないように収納したいという気持ちもあると思いますが、まずは子供が自分で片付けられるよう、ワンアクション・「入れるだけ」で片付けられる収納がおすすめです。

こちらは置くだけでOKな収納棚。

こちらはボックスに仕分けされています。余裕があるのでボックスを引き出さなくてもしまえるのがポイント!ボックスの色が違うのも仕分けしやすいですね。

こちらは斜めになっている収納棚。こちらも引き出さなくてしまえるのでワンアクションですね。

こちらはぬいぐるみ収納。ただ棚の上に置くだけだと落ちてきたりしてうまく片づけられないですが、ラックに入れれば入れやすく、顔見見えていいですね。

子供部屋にぴったりな収納グッズについてはこちらの記事をどうぞ。

子供部屋の収納どうする?アイテム別にポイントを見てみよう! 子供の持ち物は、成長するにつれてどんどん増えていきます。また、収納しやすい場所も変わってきますので定期的に見直しが必要ですよ。 ...

一時置き場を作っておく

外出する時、食事の時など直前まで遊んでいると子供部屋が物であふれているというのもよくあることでしょう。

毎回きちんとしまうのは大変ですが、出しっぱなしにしてしまうと出しっぱなしの習慣ができてしまいます。そんな時にはとりあえず収納できる一時保管場所があると便利。大きめのバスケットやボックスなどを用意しておきましょう。

夜寝る前には必ず片付ける、いっぱいになったら片付けるなどルールを決めて使ってくださいね。

収納スペースいっぱいに物を入れない

収納スペースいっぱいに物が入っていると、新しいものがやってくるとキャパオーバーになってしまいます。

また、「空いているスペースがあれば物を入れる」という発想になってしまい、物が増えがち。大きくなってからもきちんと整理整頓できるように収納に余裕を持たせるというのもおすすめです。

まとめ

子供部屋が散らかってしまう理由と、子供が自分から片付けられるようになるコツについてお話してきました。

親には簡単なことでも子供にとっては難しいことも。物理的にも、心理的にも子供と大人では目線が変わってきますので子供の目線に立って片付けられる工夫を親子で一緒に考えてみてください。

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