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蛇口や水道管の凍結対策!事前対策から凍結した後の対処法まで

ooba1809
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氷点下を下回るような気温になると、外の蛇口や水道管が凍結・破裂することがあります。それほど寒いのは寒冷地だけの話、と思われるかもしれませんが寒冷地以外の地域でも凍結することがあるんですよ。

普段凍結しない地域の方は、凍結対策や対処法が分からず困ってしまうのではないでしょうか。蛇口や水道の凍結対策と、凍結した場合の対処法を見ていきましょう。

水道管や蛇口はどのくらいの気温で凍結する?

水道管や蛇口が凍結、破裂すると聞いても経験したことがない人はピンと来ないかもしれません。どのくらいの気温になったら注意をすればいいのでしょうか。

実際に蛇口が凍結した口コミ

まずは実際に蛇口が凍結したという口コミを見てみましょう。

水を使おうと思ったら水が出ない、というのは困りものですよね。

凍結しているのはどの地域が多いのでしょうか。地域の分かる方の口コミを見ていきます。


こちらは北海道の方。やはり北海道は凍結することが多いようですね。

こちらは福島県いわき市の方。風呂場の蛇口まで凍結してしまうことがあるんですね。

この方は千葉県の方。千葉県でも場所によっては蛇口が凍結してしまうんですね。

こちらは広島県の水道センターのTwitterです。広島でも凍結の問い合わせがたくさん来ているんですね。

こちらは長崎県長崎市。九州でも凍結防止の呼びかけをされていますね。

凍結したという口コミや凍結対策をしている方は多かったです。やはり北海道や東北、北陸などの寒冷地の方が多いですが、それ以外の地域の方もいます。外に蛇口を設置していたり、水道管がむき出しになっている家は注意が必要ですね。

外気温が何度になったら凍結対策をすればいい?

水は0℃になると氷になりますが、氷点下になったからといってすぐに水道管が凍結する訳ではありません。一般的に-4℃を下回ると凍結しやすいといわれています(参考)。

ですがそこまで気温が下がらなくても凍結してしまう場合もあります。外気温だけでなく、さまざまな条件によって凍結しやすくなってしまうのです。

下記のようなケースは凍結しやすいので注意してください。

<水道管や給湯器の場所>

  • 水道管や給湯器が外にある
  • 日陰に設置されている
  • 北に設置されている
  • 吹きさらしで風が当たりやすい

<気温や使用状況>

  • 急激に気温が下がった
  • -1〜2℃の冷え込みが数日続いている
  • 日中の気温もあまり上がらない日が続いている
  • 長期間留守にしている(数日水道を使っていない)

など。

上記のような状況になってしまったら事前に凍結対策をしましょう。

未然に防ぐ凍結対策!

水道管が凍結するだけなら気温が上がれば元に戻ります。ですが凍結が原因で水道管が破裂してしまうと修理をしないと使えなくなってしまいます

水を入れたペットボトルを凍らせるとパンパンになってしまうのと同じ原理で、氷になると体積が増えるため破裂することがあるのです。そうならないためにも、水道管凍結の危険性がある時は事前に凍結対策をしておきましょう。

1.水道の水を出しっぱなしにしておく

まず一番簡単にできる対策方法は水を出しっぱなしにしておくこと!川の水が凍結しにくいのと同じで、流れている水の方が凍りにくいという性質があるのです。といっても大量の水を出す必要はなくチョロチョロ出していればOK

簡単ですが市役所が呼び掛けているほど効果的な対策方法なんですよ。 湯器の凍結防止も兼ねて、出すのは水でなくお湯にしましょう!

出した水はバケツなどに貯めて置けば洗濯などに利用できますよ。蛇口をひねるだけでOKなので凍結に慣れていない方でも簡単に対策できる方法ですね。

2.水道管を保温する

続いては、水道管を保温するという対策方法。外でむき出しになっている水道管があるのなら保温対策がおすすめです。

普段氷点下になることが少ない地域の場合は、使わなくなったタオルなど自宅にある布類で対策してみるとよいでしょう。

寒冷地や、凍結したことがある家の場合は保温剤や、水道凍結防止用ヒーター(水道凍結防止帯)を使うとより安心です。

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3.蛇口を保温する

外にある蛇口も水道管と同様保温をしましょう。使い古したタオルなどの布類で蛇口を多い、ビニール袋などをかぶせて輪ゴムで留めたり、テープで巻きつけておくと凍結対策になります。

凍結防止用の蛇口カバーもありますよ。

4.水抜きを行う

凍結防止のために一番効果のある対策方法は水抜きです。

水抜きの手順は以下の通り。

  1. 水抜栓のハンドルを「とまる・水抜」の方向に回し、水を止める。
  2. 蛇口をすべて開けて中の水を出し切る。
  3. 水が出なくなったら蛇口を閉じる。

文字通り、水道管の水を抜いてしまうので凍結する心配はなくなります。ですが、手間がかかりますし抜いている間は水を使うことができません。寒冷地や凍結したことがある家の場合は必要に応じて水抜きしましょう。

使う時は蛇口が閉まっているのを確認し、水抜栓のハンドルを「でる・通水」の方向に回してから、ゆっくり使いたい蛇口を開けてください。

5.寒さに強い水栓に交換するという手も!

蛇口の凍結防止には、寒さに強い水栓(蛇口)に交換するという手もあります。

水が内部にたまりにくい構造になっていたり、凍結防止水栓がついていて凍結しそうな温度になると自動で少量の水を出してくれるタイプもあります。

こちらは凍結しにくい構造の蛇口です。

こちらは凍結防止栓が付いたタイプ。

凍結してしまった後の対処法

凍結対策をするのを忘れてしまった、対策をしていたのに凍結してしまったという場合は慌てずに対処しましょう。

水道管が破裂や破損をしていないのであれば、氷が溶けるのを待てば自然に使えるようになります

すぐに水を使いたいという場合は、凍結した部分にタオルや布をかけ、上から人肌程度のぬるま湯をかけると溶けやすくなります。早く溶かしたいからといって熱湯をかけてしまうと水道管が破裂する可能性があるので絶対にやめましょう

水がなくてお湯が用意できない場合は、使い捨てカイロで温めたり、ドライヤーの温風をかけるなどするといいですよ。

水道管が破裂、破損している場合は水道局などに電話して対処してもらってください。

まとめ

水道管や蛇口は、寒冷地以外でも凍結することがあります。凍結しやすい条件が揃ってしまったら事前に対策をしておきましょう。

一番効果のある対策方法は水抜きですが、他の方法に比べると手間がかかってしまいます。今まで凍結したことがないのならまずは他の方法から試してみるのでもよさそうですね。

凍結してしまった場合も、破裂や破損をしていなければ使えるようになります。慌てずに対処してください。

エコキュートをお使いの方はこちらの記事も参考にしてみてください。

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1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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