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フェンスに防犯効果はある?設置するならどんなタイプがいい?

庭や家の周りに目隠しなどの目的でフェンスを設置したいと考える人は多いと思います。

フェンスにはどのくらいの防犯効果があるのでしょうか。フェンスのメリットやデメリット、防犯のために取り入れるポイントなどを見ていきましょう。

庭や家の周りにフェンスは必要?

最近ではフェンスをつけない家も増えてきています。だからこそ、フェンスの必要性を考えてしまう人も多いと思います。まずはメリット・デメリットを見てみましょう。

フェンスを設置するメリット

  • 道路や隣の家との境界線が明確になる
  • プライバシーが守れる
  • 防犯効果が期待できる(詳しくは次の章で)
  • 家の見栄えが良くなる

隣家との境界線はフェンス以外のコンクリートや金属製の敷地境界標を使って示すことも可能です(参照)。とはいえ、普段は気にしていない人が多いでしょうから、フェンス等があった方が分かりやすいですよね。

他には家のつくりにもよりますが、フェンスがないと家の中が丸見えになってしまったりすることもあります。

最近はおしゃれなフェンスも多いので、デザインのアクセントにフェンスを使うこともできますよ。

フェンスがないとどこからどこまでが自分の土地なのかが明確にできないので、他人が入りやすくなってしまうんですよね。

悪気なく、子供が入ってきてしまうなんてケースもありますね。他には近道として通られたり、車のUターンに利用されてしまうということも。

シロ
シロ
プライバシーや防犯ってだけじゃなく、トラブルを未然に防ぐ効果もあるんだね。

フェンスを設置するデメリット

続いて、デメリットを見ていきます。

  • 費用が掛かる
  • 家の雰囲気が変わってしまう
  • 圧迫感を感じる
  • 日当たりや風通しが悪くなる場合も
  • フェンスの種類によっては泥棒が隠れやすくなってしまう

新しくフェンスを設置する場合は費用が掛かってしまうのはどうしようもないですね。

その他のデメリットは選ぶフェンスによって解決できるケースも多いです。フェンスには様々なタイプがありますので納得するまでじっくり選んでください。

設置した方がよい場所は?

昔は敷地全体をフェンスで囲うことが多かったですが、必ずしもすべてを囲う必要はありません。私の実家も隣人との間にフェンスがありますが、外壁と外壁の間なのに特に必要なかったなと思います。

フェンスを設置した方がよいのは下記のような場所。

  • 道路の前
  • 玄関や勝手口付近
  • 窓付近(特に、リビングお風呂など)
  • 庭の前
  • 駐車場の前

敷地の境界が分かりにくいところ、人目に付きやすいところに設置するといいですね。結果的に家の周り全部、になってしまうこともあるかもしれません。

隣人との家の間にフェンスを新設する場合は、事前に隣人に話しておきましょう。お隣の日差しや風通しを遮ってしまったり、圧迫感のあるフェンスはトラブルのもとになってしまうことも。

シロ
シロ
普段人が通らない場所は風通しも悪くなるし設置する必要性は低いんだね。

フェンスに防犯効果はある?

続いてはフェンスの防犯効果について見ていきます。

フェンスが防犯対策になる理由

フェンスが防犯対策になる理由は大きく分けて2つ。

1,室内の様子が分かりにくくなる

種類にもよりますが、フェンスがあると室内の様子が簡単には分かりにくくなります。留守か在宅かが分かりにくくなるので泥棒は偵察してから侵入することになり、何もないよりはハードルが上がります。

また、フェンスがなく中の様子が分かってしまうと家族構成なども知られてしまう危険性があります。

2,侵入経路が限定できる

フェンスがあると、玄関などから入るしかありませんので侵入経路が限定できます。

塀にも同様の効果はありますが、塀の場合敷地内に入ってしまえば外から侵入者の姿が見えなくなってしまいます。侵入者の隠れ場所として使われてしまう危険性があるんですね。ですから、ある程度見通しの良いフェンスの方が防犯対策には適していますよ。

シロ
シロ
フェンスの種類や高さにもよるけど、防犯効果はかなりあると思って良さそうだね。

防犯対策にするならどんなフェンスがいい?高さは?

防犯対策でフェンスを設置する場合

  • 簡単に乗り越えられない高さ
  • 目隠しをしつつ見通しの良さも確保(格子タイプがおすすめ)
  • 足場になるような隙間がない

というタイプを選ぶといいでしょう。

ただし、積雪の多い地域や風の強い地域では雪や風に強いフェンスを選ぶ必要があります。まずは業者に相談してみましょう。

高さは高ければ高いほど乗り越えにくくなりますが、あまり高くても圧迫感を与えてしまいます。また、高すぎると侵入された場合外からは気が付つかれにくい、というデメリットもあります。防犯目的で設置するのなら150cm以下のフェンスがよいでしょう。(参照

先ほどもお話した通り、完全に覆ってしまうと侵入された場合侵入者が外から見えなくなってしまいます。ですからある程度外からも見えるようにしておくのが狙われにくいポイントです。

他には、フェンスの先がとがったタイプ(昔からある剣先デザインなど)を選ぶと侵入防止対策になりますよ。

乗り越え防止の対策についてはこちらの記事もどうぞ。

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防犯対策でフェンスを設置した事例

最後に、防犯対策でフェンスを設置した事例を見ていきます。

門扉・フェンスで防犯対策を|Nissho

費用:800,000円
工期:不明

こちらはお隣との境にフェンスがなかったため設置。入り口にはブロック塀と門扉も設置しました。

シャッターのある窓ですがカーテンを開けると丸見えになってしまうということでフェンスを設置した事例です。フェンスがあるだけで印象が変わりますね。

こちらは木製のフェンスを新しくした事例。経年劣化したフェンスだと「対策が行き届い追ていない家」という印象を持たれてしまいそうですので適度に交換していくといいですね。

こちらは玄関前にフェンスを設置した事例。施工前はオープンな感じで素敵ですが敷地内に入られてしまいそうな感じですね。家の色に合わせておしゃれにまとまっています。

こちらは自宅を立て替えてブロック塀を低くしたため、目隠しのフェンスを設置しました。さらに正面と庭には門扉を設置しています。

まとめ

フェンスを設置すると

  • 簡単には侵入できなくなる
  • 外から中の様子が分からなくなる

という理由で防犯対策にも効果があります。ただし、完全に覆ってしまうと逆効果になることもあるので気を付けましょう。

フェンスの設置は地域性によっても変わってきますので、設置するかどうか迷ったら周囲の家を参考にしてみるのもよいかもしれません。

フェンスを設置したからといって他の防犯対策はいらない、ということではありません。様々な対策を複数行うことで防犯効果は高まりますので、ぜひその他の対策も取り入れてみてください。

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