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オイルヒーターの電気代はヤバいって本当?エアコンと比較してどのくらい違うのか

ooba1809
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人気の暖房機器にオイルヒーターがありますが、「電気代が高い」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

私もオイルヒーターを使っていたことがあります。10年以上前なのではっきりした金額は覚えていませんが、びっくりするほど電気代が上がった記憶があるんですよね。

オイルヒーターの電気代はエアコンなど他の暖房機器と比べてどうなのかや節約できる使い方について見ていきます。

オイルヒーターとは

まずは改めてオイルヒーターの仕組みを見ておきましょう。

オイルヒーターとは内部にオイルが密閉されたヒーター。電気で本体を暖めて内部のオイルを巡回させ、本体から発生する輻射熱でじんわり部屋を暖めるという仕組みです。

オイルヒーターのメリットは

  • 安全性が高い
  • 部屋全体を均一に温めることができる
  • 音がなく静か
  • 空気が乾燥しにくい
  • 部屋の空気を汚さない
  • メンテナンスが簡単
  • 移動ができる

などが挙げられます。メリットが多いので人気の暖房機器ですよね。

ですがもちろんデメリットもあります。デメリットは、

  • 暖かくなるまでに時間がかかる
  • 断熱性が低い日本の家には向いていない
  • リビングなど広い部屋を暖めるのには不向き
  • 電気代が高くなる

ということが挙げられます。デメリットは少ないですが、結構大きなデメリットですよね。その中でも気になる電気代について見ていきます。

オイルヒーターの電気代は高い?

まずはオイルヒーターを使っている人の口コミを見てみましょう。

この方は1万円上がっているそうです。1万円と快適な生活、迷うところですね。

この方は電気代が倍になっています。

使うのを躊躇するくらいの電気代、という方も。

エアコンと比べるとどのくらい違う?

口コミで見ても「電気代が高い」という意見が多いですが、実際の電気代はどのくらいなのでしょうか。

オイルヒーターの消費電力はだいたい600~1500W。消費電力は調節できるタイプが多いですね。エアコンの場合は660W程度です(参考)。

電気代を比較してみると以下の通りです。

1時間の電気代 1日8時間使用した場合の電気代 1カ月(1日8時間使用)の電気代
オイルヒーター(600W) 約16.2円 約129.6円 約3,888円
オイルヒーター(1500W) 約40.5円 約324円 約9,720円
エアコン(660W) 約17.8円 約534円 約4,272円

600Wで使用すればエアコンよりも安いですが、1500Wで使用するとエアコンの倍以上になってしまうんですね。

オイルヒーターはじんわりとした暖かさの暖房機器。私が以前使っていた時は、つけていればポカポカというより、寒くなくなるという感じでした。(廊下に出たら部屋の暖かさに気がつく感じ)なので低い消費電力では物足りず、最大出力で使用することも多かったです。

口コミでも「電気代が高い」という声が多いことから、みなさん高めの電力で使用されているのでしょうね。

デロンギの電気代は特に高いって本当?

口コミを見てみるとこんな声も。

デロンギのオイルヒーターは他社の物よりも特に高いのでしょうか?

デロンギのホームページを見ると、オイルヒーターの中でも特にデロンギが高い、という訳ではないようです。(参考

「オイルヒーター=デロンギ」という人も多いので「デロンギが高い」となってしまったのでしょうね。

デロンギには電気代を抑える機種もありますよ。

オイルヒーターの電気代が高くなる原因

オイルヒーターの電気代が高くなる原因にはこんなことが考えられます。

  • 暖まるまでに時間がかかるのでその分運転時間が長くなる
  • なかなか温まらないので消費電力を上げてしまう
  • 長時間つけっぱなしにすることが多い
  • 家の気密性が低く、部屋が暖まりにくい
  • 他の暖房機器を併用している

逆にいうと、高くなってしまう原因を取り除くことができれば電気代の節約につながります。次の章でご紹介しましょう。

ちなみに、私が使っていた機種はタイマーオンはあるけれど、タイマーオフがありませんでした。じんわりしたあたたかさのため、消し忘れて寝てしまうということもあり朝ショックを受けたことが何度もありました。(暖かい中で目覚めて幸せではあるんですけどね)

オイルヒーターの電気代を抑えることはできる?

オイルヒーターの電気代を少しでも抑えるためには、使い方にポイントがあります。

気密性の高い部屋で使う

オイルヒーターは気密性の低い部屋で使うと部屋がなかなか暖まらず効率が悪いです。部屋の根本的な気密性を上げることは難しいですが、隙間風の対策をするだけでも暖まり方は変わってきますよ。

隙間風対策はこちらの記事をどうぞ。

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また、部屋の開け閉めが頻繁な部屋も、そのたびに冷気が入ってしまうので不向きですね。

窓側や壁側に置く

オイルヒーターは窓辺や壁側など寒さを感じる場所に置きましょう。まず寒い場所を暖めることで冷気の侵入を防ぎ、部屋全体が暖まりますよ。

逆に寒い場所から離れたところに設置すると、いつまでも部屋全体が暖まりにくくなり、出力を上げてしまいがちで消費電力が高くなりやすいです。

窓の冷気対策もしておくとなおいいですね。

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消費電力を調整する

オイルヒーターの電気代が高くなるのは、高い消費電力で使用しているからです。温度設定ができるタイプでしたら低めの温度に設置しましょう。

温度設定がないタイプの場合は自分で消費電力を調整します。部屋が暖まってきたら600Wなど低い消費電力に設定し、また寒さを感じたら上げる、というように調整するといいでしょう。

エコモード、省エネモードを搭載している機種もありますので、これから購入される方は検討してみてください。

部屋を暖めてから使用する

オイルヒーターは部屋全体が暖まりますが、部屋全体が冷え切っていると暖まるまでに時間がかかってしまいます。

エアコンやファンヒーターなど速暖性の高い暖房機器があるのであれば、部屋を少し暖めてから使用することも電気代の節約につながりますよ。

電源は早めに切る

オイルヒーターは暖まるのが遅い反面、部屋全体が暖まっているため電源を切ってもしばらく暖かさをキープできます

ですから出かける前や寝る前など、ヒーターを切る時は30分ほど前に電源を切りましょう。早めに切ることでつけっぱなしのままにしてしまうリスクも減りそうですね。

まとめ

オイルヒーターの電気代について見てきました。オイルヒーターを使っている人は「電気代が高い」と感じている人が多いです。

ですがそれでも魅力の多い暖房機器なので愛用している人も多いです。電気代が高い、ということを踏まえた上で使ってみるかどうかを検討するのが良いと思いますよ!

デロンギが高いという口コミもありましたがデロンギが特に高い、ということではありません。

他の暖房機器と比較してみたい方はこちらも参考にしてみてください。

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1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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