結露防止スプレーは結露対策になる?どのくらいの効果があるの?
結露対策に気軽に取り入れられるアイテムの1つ、結露防止スプレー。本当に効果があるのかどうか気になりますよね。
また、安全性などデメリットがないのかどうかも見ていきましょう。
結露防止スプレーの効果
結露防止スプレーとは、窓ガラスにスプレーをすることでガラスに膜を作ります。透明の薄い膜ですが、窓ガラスに付く水滴を吸着する効果があり、水滴が下に垂れるのを防いでくれます。結露自体の発生を止める効果はありません。
スプレーするだけでOKのタイプと、スプレー後に拭き取りが必要なタイプがあります。拭き取りは工程が増えるので少し面倒に感じると思いますが、仕上がりがきれいでまんべんなく薬剤を塗布できるのがポイントです。効果は2週間から1カ月ほど続きます。
水滴が落ちるのを防ぐだけでなく、
- 防カビ効果
- 撥水効果
- クリーナー効果
- 断熱効果
などがある商品も。
結露の発生を防止する訳ではないので、ひどい結露の窓には不向きですが、うっすら結露ができる程度でしたらよいかもしれません。
実際に使っている人はどう感じているのでしょうか。
「効果があった!」という口コミ
この方は結露が下に落ちるのを防げているようですね。
この方は拭き取りタイプを使っているようですね。確かに毎月必然的に窓の掃除ができるのもよいかもしれません。
窓掃除めったにしないし、僕みたいな人にはちょうどいいのかも…?
「効果がなかった」という口コミ
こちらの方々は効果がないと感じているようです。どの窓にも効果があるという訳ではなく、環境によって変わってきそうですね。
結露防止スプレーで効果を感じるためのポイントは
- 窓をきれいにしてから使用する
- 窓にまんべんなく塗布する
- (拭き取りタイプの場合)薬剤を拭き取りすぎない
- 結露でびしょびしょになるような窓には使用しない
といったところです。使用の仕方によっても効果は変わってきそうです。まずは商品ごとに正しい使い方で試してみてください。他のアイテムと併用している方も!
また、結露対策は空気の流れを作ったり、湿度と温度を上げすぎないことも重要。スプレー以外の対策方法はこちらのページで。
結露の発生を止める効果はないから、あんまり量が多いとやっぱりびしょびしょになっちゃうんだね。
結露防止スプレーにデメリットはないの?
結露防止スプレーのデメリットは
- 結露自体を防ぐわけではない
- 2週間から1カ月ほどでスプレーし直さなくてはいけない
などが挙げられます。
また小さな子供やペットがいる場合は使用してもいいのか悩んでしまうかもしれません。
結露防止スプレーにはアルコールや防カビ剤などが含まれています。危険な薬品を使ってるわけではないので、過度に心配する必要はありませんが、窓をなめてしまう可能性があるのなら使用しない方が良いでしょう。
スプレーの注意書きにも「乳幼児、子供、ペットの手の届かない所に置いてください」「顔や体には使用しないでください」「人に向かってスプレーしないでください」などの記載があります。
手で触ってそのあと口に持っていく場合もあるし、小さい子がいるなら他の方法を選んだ方が良さそうだね。
結露防止スプレーは手作りもできる!
手作りでも結露防止スプレーの代用品は作ることができます。しかも家にあるものでできるんですよ。
食器用洗剤と水を1:10で割ったもの、もしくはアルコールスプレーを使用します。食器用洗剤などの中性洗剤には界面活性剤が含まれているため、窓にスプレーすると窓に膜を作ってくれ、結露防止スプレーと同じような効果が期待できます。
普段使用している食器洗剤やアルコールスプレーなら、防カビ剤などの入った結露防止スプレーよりも安心ではないでしょうか。
そのままスプレーすると垂れてきてしまうので、キッチンペーパーなどにスプレーし、窓ガラスを拭くといいでしょう。
ただし、手作りの結露防止スプレーの効果は3日ほど。3日ごとに塗り直すのはちょっと大変ですが、買う前にちょっと試してみたいという方におすすめです。
まとめ
結露防止スプレーは、「結露防止」という名前が付いているものの、結露自体を防ぐ効果はありません。ガラスにできた水滴を保持し、下に落ちるのを防いでくれる効果があります。結露でびしょびしょになってしまうような窓には不向きですが、時々結露ができる、うっすらできる、という方なら試してみてもよいと思います。
結露自体を防止する方法はこちらの記事をどうぞ。
結露防止シートの効果を知りたい方はこちら。
本格的に結露対策をしたい方には二重窓がおすすめです。