木製の雨戸を修理したい!滑りが悪い時、レール交換はDIYで出来る?
木製の雨戸は、金属製の雨戸とはまた違う問題点が出てくることがあります。木が痩せてしまったり、腐ってしまったりするなどで困っている人も多いのではないでしょうか。
今回は木製の雨戸の滑りが悪い時やレール交換したい時の修理方法や交換の事例などをご紹介していきます。
木製の雨戸の修理方法
木製の雨戸の滑りが悪い、すぐに外れてしまうなど不具合が生じた時、どのように修理すればよいのでしょうか?
ちょっとした不具合でしたら自分で調整するだけで改善されることもありますよ。
雨戸の滑りが悪いのを何とかしたい!
雨戸を引き出そうとしたら滑りが悪くてなかなか出てこないということがありますよね。急な大雨や強風の時にすぐに閉められないと困ってしまいます。
雨戸の滑りが悪い時は、まずレールにゴミやホコリがたまっていないかどうか確認してください。ゴミやホコリを取り除いて、シリコンスプレーや潤滑油を塗るだけでも滑りが良くなることがありますよ。(木製の雨戸の掃除の仕方は後半で)
シリコンスプレーや潤滑油がない場合、ロウソクで試してみるという手もあります。レールの部分にロウソクを軽くこすり、乾いた布で拭いてみてください。ロウは滑りをよくするだけでなく、水をはじく効果もあります。
潤滑油は下記のものなどがおすすめです。
家に潤滑油があるのなら潤滑油でもいいのですが、新に購入するのなら木製の雨戸にはシリコンスプレーがおすすめです。
木が痩せてしまっている場合
木製の雨戸の場合、長年使用していると木が摩耗したり、痩せて収縮してしまったりもします。掃除をしてシリコンスプレーなどを塗ってもよくならない場合は、業者に依頼して修理もしくは交換した方が安全です。
木製の場合、劣化してしまってからですと自分で直すのは難しくなります。定期的に掃除をしたり、木を保護するために塗装をしたりすると長持ちしますよ。
また、木が痩せてしまったことが原因で雨戸が外れやすい場合は薄いベニヤ板などを貼りつけて応急処置をすることもできます。ただし、あくまで応急処置として、早めに交換を検討してみましょう。
雨戸の交換に関してはこちらの記事をどうぞ。
レールが腐っていたり、削れている場合
レールも木製の雨戸の場合、長年使っていると雨水がたまって木が腐ってきてしまいます。また、長年使っているとレールがすり減ってしまっていることも。木が腐ってしまった場合、早めに修理、もしくは交換をしたいですね。
レールを交換する場合の費用は10,000円から50,000円程度(参考)なのでそこまで高くはありません。
レール交換はDIYで出来る?
雨戸のレールはインターネットでも販売されているので購入してDIYすることも可能です。
ですが、簡単にできるとはいえません。DIYに慣れていない人は業者に頼んだ方がよいでしょう。自分で直して不具合があった場合、雨戸が外れてしまったり、窓ガラスが割れてしまうなんてことにもなりかねません。
雨戸は家を守る大事な場所だからこそ、プロにしっかり修理してもらうことをお勧めします。
木製の雨戸のリフォーム事例
続いて、木製の雨戸をリフォームされた方の事例をご紹介していきます。雨戸の交換だけでなく、レールのみの交換も可能ですよ。
こちらは木製の雨戸から木製の雨戸にリフォームした事例。同じ木製でも退部イメージが違いますよね。クリア塗装を施し、雨にも強い仕上げになっています。
こちらは木製雨戸のレールが閉まらなくなり、交換した事例。この事例では木製のレールに変更していますが、レールのみアルミなどの金属製に変えることも可能です。
この方はレール交換と同時に雨戸も交換されていますね。雨戸本体も長年使っていると劣化してしまいますので同時に交換してしまうという人も多いです。
木製から木製に交換するという人は少なく、現在主流である金属製などに変更する方が多いようですね。雨戸は木製でもレールだけは金属製にする方も多いですよ。
木製の雨戸の掃除方法
木製の雨戸は傷みが大きくなると修理が難しくなってしまいます。不具合が出る前に日ごろからお手入れを心がけましょう。
日ごろのお手入れ
乾いた布で拭き掃除を行うだけでOKです。雨戸の掃除というと面倒な感じがしますが、拭き掃除だけならそれほど大変ではないですよね。
何曜日は雨戸掃除の日、など曜日を決めると忘れないのでいいですよ。
年に1,2度のお手入れ
年に1,2度はしっかり掃除をしましょう。といっても毎日掃除をしていれば年に1,2度のお手入れも楽になります。
- 乾いた布で拭き掃除をする
- 一度濡らして強く絞った布で拭き掃除をする
- 乾いた布でもう一度拭く
- よく乾かす
木製の雨戸は水に濡らして掃除をするのではなく、拭き掃除だけにしましょう。水に濡らしてしっかり乾かないとかえって劣化してしまいますからね。
どうしても自分で掃除しただけではきれいにならないという場合は、クリーニング業者に依頼することも検討してみてください。全国展開しているクリーニング会社はこちらです。
また、雨戸の色が劣化してきたなと思ったら再塗装がおすすめです。見た目ももちろんよくなりますし、木材を守ることになり劣化を防いでくれますよ。
雨漏りしてしまう場合はどうする?
雨戸を使っているのに雨漏りをしてしまう、という場合以下のような原因が考えられます。
- サッシの劣化(コーキング、防水テープなど)
- 外壁のひび割れ
- 工事の不備
新築やリフォームをしたばかりなのに雨漏りをするという場合は工事の不備が原因だと思われますので、工事業者に連絡をしてみてください。
それ以外の場合、どこから雨漏りをしているのか素人が判断するのはなかなか難しいです。雨漏りを放置していると家全体の劣化にもつながってしまうので早めに業者を依頼し、雨漏りの調査、修理をしてもらいましょう。
雨漏り調査についてはこちら。
雨漏り修理についてはこちら。
修理までの応急処置がしたい方はこちら。
まとめ
木製の雨戸の滑りが悪い時などの不具合の対処方法と雨漏りしている場合について見てきました。
雨戸の不具合はレールの汚れなどちょっとしたものでしたら自分で対応できますが、基本的には業者に依頼することをおすすめします。雨戸は家を守る大事な部分。自分で修理しても不具合があると家全体の劣化にもつながってしまいますよ。