お風呂のリフォーム、気になる費用の相場はどのくらい?
お風呂は、10~15年程度でリフォームが必要だといわれています。どうせならデザインにこだわりたい、お風呂を広くしたいなど夢は広がりますよね。ですが気になるのは費用。こだわればこだわるほど当然費用は高くなってしまいます。相場はどのくらいなのでしょうか?
今回はお風呂のリフォームの種類と費用の相場について見ていきましょう!
お風呂のリフォームは2種類ある!
お風呂のリフォームは大きく分けると2種類の方法があります。
- 在来工法
- ユニットバス
どちらの方法を選ぶかによってリフォーム費用も大きく変わってきます。
在来工法とは?
在来工法タイプというのは、名前の通り昔から行われている工法です。下地材に防水加工をし、タイルなどで仕上げます。
昔ながらの古いお風呂はもちろん在来工法になりますが、何より自由に設計できるのが在来工法の特徴。ヒノキのバスタブや大理石の床などこだわりのおしゃれなお風呂にすることも可能です。
また風呂場の大きさによってはユニットバスが入らず、在来工法のお風呂になってしまうというケースもあります。
家に合わせて一から設計、工事をするのでどうしても費用が高めです。
ユニットバスとは?
現在主流になっているお風呂です。浴槽、床、天井が一体になっているお風呂のこと。
工場で作成したパーツを現場で組み立てるので工期が短くて済みます。サイズやデザインは豊富ではありますが無限ではありません。あるものの中から選ぶ形になります。
在来工法に比べると費用が安く済む場合がほとんどです。
在来工法とユニットバスの違いついて詳しくはこちら。
在来工法の費用相場
在来工法の場合は、自由にお風呂を設計することができるので値段もピンからキリまで。相場といっても難しいですね。
浴槽のみの交換でしたら20万円くらいから、風呂全体のリフォームなら75万円くらいからです(参考)。これはあくまで最低ラインで、こだわればこだわるほど費用は高くなります。
ただし在来工法の場合は、手すりの取り付けやタイルの張り替え、バスタブの塗装など、ちょっとしたリフォームも可能です。何をリフォームするかにもよりますが、部分リフォームなら費用も安く抑えることができますよ。
ユニットバスの費用相場
ユニットバスのリフォーム費用の相場は50~150万円程度です(参考)。現在のお風呂が在来工法の場合、ユニットバスへの変更は100~150万円ほどかかります。
ユニットバスのリフォームは「選んだユニットバスの代金+工賃」なのでとてもシンプル。お風呂の大きさやユニットバスのグレードによって費用が変わります。
現在主流のお風呂はユニットバスですので、ユニットバスの費用相場についてより詳しく見ていきましょう。
ユニットバスのグレード
ユニットバスは各メーカーで名前が違いますが
- バリュー
- スタンダード
- ハイグレード
などのタイプに分かれています。もっと細かくグレードが分かれているメーカーもありますよ。このグレードによって費用は大きく変わってきます。
特にこだわりがないのでしたらスタンダードタイプを選ぶのがおすすめ。バリュータイプのお風呂を選べばもちろん安く済みます。ですが、追い炊き機能がないなど、あるのが当然と思っている機能が標準でついていない可能性があるんです。値段だけでなく、どの機能が必要なのかしっかり見極めてくださいね!
ハイグレードタイプはジェットバスや美肌効果のあるお風呂など+αの機能が付いたものも。お風呂にこだわりたい方にはおすすめです。
ユニットバスの種類はカタログで確認できますよ。
どんなお風呂になるのか実物を見て見たい!という方はショールームに行くのもおすすめ。
オプションの取り外しも検討しよう!
ユニットバスを選ぶと、浴槽だけでなくシャワーなど必要なものもあらかじめセットになっています。
じつはあらかじめセットになっているものでも取り外すことができる場合もあります。我が家がお風呂のリフォームをした時は、あらかじめセットになっていた鏡を外しました。これだけで数万円安くなりましたよ!
オプションは付けるだけしかできないと思っている人が多いと思いますが、外せる場合もあるのでリフォーム会社やメーカーに相談してみてください。
ちなみに、鏡は外しましたが、洗濯干しと小物置きはオプションで付けました。自分にとって必要なものを見極めて取り外ししてみてください。
お風呂のリフォーム事例
最後リフォーム事例をご紹介します。費用や工期などを参考にしてみてください。
在来工法の事例
在来タイプでもあたたかく快適なバスルーム|ニッカホーム岡山ショールーム
費用:23万円
工期:5日間
浴槽とタイルのみ交換した事例です。「できるだけ低予算で」という要望があったためあまり雰囲気は変えずに仕上げていますよ。部分的にリフォームできるのは在来工法ならではです。
目地のない浴室でお手入れ楽々!お孫さんも喜ぶ明るいバスルーム|ニッカホーム東大阪ショールーム
費用:70万円
工期:5日間
ユニットバスの導入を検討したのですが、大幅に狭くなってしまうため在来工法のままリフォームしています。パネルを貼っているので見た目はユニットバスに近いですよね。
在来工法からユニットバスに変更した事例
【群馬県高崎市 暖か浴室リフォーム i-763】リフォーム工房 株式会社 スカワ の実例詳細|TOTO
費用:104万円
工期:9日間
こちらは在来工法のお風呂からユニットバスに変更しています。寒さを緩和させるため、内窓も設置しました。ユニットバスのリフォームでもこのような対応をしてくれるんですね!
老朽化した在来工法のお風呂をユニットバスに交換しました|リノコ
費用:62万円
工期:3日間
バリアフリーの家にするため、風呂場も在来工法からユニットバスに変更しました。魔法瓶浴槽で冬でもポカポカです。
費用:64万円
工期:5日間
元々のお風呂が狭かったのですが、スペースを拡大することなくユニットバスに変更しています。お風呂が小さすぎる、大きすぎる場合は選択できるユニットバスが少なくなりますが、リフォーム会社が使用できるサイズのユニットバスを提案してくれますよ!
ちなみに我が家のお風呂は天井が低く、サイズが限られましたがなんとか入るユニットバスがありました!
ユニットバスの事例
老後に備えてお手入れカンタン、使いやすいサザナにリフォーム|リノコ
費用:112万円
工期:5日間
ユニットバスからユニットバスへリフォームした事例です、給湯器も同時に交換しています。ハイグレードではないですが、魔法瓶浴槽を採用していますね。
費用:80万円
工期:2日間
こちらは高性能のユニットバスを採用しています。それでも工期2日、費用80万円というのはお手頃価格ではないでしょうか。
費用:83万円
工期:7日間
こちらは壁の裏の空きスペースを利用し、ユニットバスの大きさを大きくした事例です。拡張しているので工期はやや長めですね。
ユニットバスの天井高を15cm上げ、開放感が生まれました!|ホームプロ
費用:70万円
工期:1カ月(他工事含む)
ユニットバスの交換のほか、天井を15cm上げてゆったりした空間になりました。浴室乾燥機も設置しています。
【機能性・デザイン性を兼ね備えたスタイリッシュリフォーム】(株)家具の大正堂 リフォーム鶴ヶ峰営業所の実例詳細|TOTO
費用:150万円
工期:20日(他リフォームも含む)
古いユニットバスを新しくした事例です。最新機能の付いたタイプに変更しているので費用は高めになっていますね。
まとめ
お風呂のリフォームの費用の相場について見てきました。
お風呂のリフォームは在来工法かユニットバスかによっても費用が大きく変わってきます。在来工法の方が比較的高額になり、こだわればこだわるほど費用は高くなります。
現在はユニットバスを使用している家庭が多いので、お風呂リフォームの相場は50~150万円だと考えておくとよいでしょう。事例を見ると70~80万円台が多いと感じました。お風呂の広さと選ぶユニットバスの種類によって費用は変わっていきます。安くするならオプションの取り外しも検討してみるといいでしょう。