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ペットがいる家庭の停電対策!愛犬や愛猫のために準備しておくべきことは?

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地震や台風など、大規模な災害により停電が起こることがあります。近年では、復旧まで数週間、数ヶ月を要する事例もありました。

もし停電してしまったら、暗闇でペットとどう過ごせばいいのか、冷暖房も使えない状況をペットと一緒にどう乗り切ればいいのか…と不安になりますよね。

今回は犬や猫を飼っている方のための対策方法について見ていきます。

犬猫がいる家庭で停電した場合の対策方法

長時間、長期間の停電が起こると人間だけでも大変ですが、ペットを飼っている方はペットのための対策も必要になります。

犬や猫と暮らしている場合、どんな対策をしておけばいいのでしょうか。

どこにいるか分かるように首輪をつける

ペットは暗くても周囲を見ることができるのですが、暗闇の中でどこにいるのか飼い主は分かりません。特に黒い毛色の場合、停電するとほぼ見えなくなってしまうので注意です。

停電時にどこにいるのか分かるようにするには、室内でも首輪をつけ、夜のお散歩用に販売されているLEDライトや光る首輪をつけておくとどこにいるのか分かって安心です。首輪には迷子札もつけておくとよりよいですね。

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人がいるところは明かりがあると思いますが、廊下などには人感センサー付きのライトがあるといいですね。

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水や食料はどのくらい必要?

水や食料は少なくとも1週間分は必要になります。水は飼い主用も備蓄していると思いますが、ペットの分もきちんと用意しておいてくださいね。

犬や猫は1日にどのくらいの水が必要なのかというと、

犬:体重1㎏当たり50~60ml
猫:体重1kgあたり25~30ml(参考

です。例えば5kgの犬の場合は250mlから300ml。5kgの猫の場合は125ml~150ml。1週間分にしても2リットルほど用意して置けば十分ですね。(大型犬などの場合は体重に応じて用意しましょう)水道水でも構わないので、停電が起きたら水を汲んでおくのでもよいでしょう。

ウォータータンクを用意しておくのもおすすめです。

ペットフードは基本的に調理不要ですし、常温保存が可能です。防災用に特別なものを用意する必要はありませんが、普段からストックを多めに用意しておきましょう。食事だけでなく、おやつも同様です。

暑い時期に停電した場合の対処方法

全身が毛に覆われている犬や猫は、人以上に暑さを感じています。暑い季節に停電した場合は、息遣いがいつもより荒くないかチェックして、熱中症にならないようにしていきましょう。

まずは窓を開けて風通しを良くするなど、部屋全体を涼しくする工夫をしてください。

他には、濡れたバスタオルで体を包むといいですよ。犬猫の場合は血管が皮膚の近くを通っている耳、足の付け根、首を冷やすことで効率よく体温を下げることができます。

真夏の停電についてはこちらの記事もどうぞ。

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真夏のお留守番時に停電も頭に入れて置こう

真夏のお留守番中にもエアコンをつけているという人が多いと思います。ですが停電するとエアコンは止まってしまい、復旧してもエアコンはつかない場合が多いです。

真夏にお留守番をさせるときは、万が一エアコンが止まっても大丈夫なように涼しい部屋にも移動できるようにしておいたり、涼しい場所を用意しておきましょう。

保冷剤を使うペット用のクーラーなどもいいですね。

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こちらの方は停電に気が付き遠隔操作でエアコンのスイッチを入れなおしたようです。お使いのエアコンがスマホで操作できないかもチェックしておくといいですね。

寒い時期に停電した場合は?

犬や猫は基本的には暑さより寒さに強いですが、年を取ったペットなど寒さに弱い場合も。毛布や暖かい洋服、使い捨てカイロなども用意しておきましょう。

ペットのための停電対策には、基本的な停電対策グッズも必要になります。

停電時に役立つグッズはこちら。

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もう限界…そんなときは避難という選択も

停電で不自由な自宅でペットのお世話を頑張っていても、どうしても疲れてしまうときもあります。避難できる場所を普段からいくつか確認しておいて、いざというときにどこに行けばいいのか考えておきましょう。

ペットの避難先の候補は以下の通りです。

  • 同行避難可の避難所
  • ペット同伴可のホテル
  • 停電していない地域の親戚・知人に預ける
  • ペットホテルに預ける

ペットと一緒に避難するほかに、ペットのみ預けるという方法もあります。ただし、普段から人やホテルに預けることに慣れていないとかえってストレスになってしまうこともあるので注意してください。

避難所にペットは連れて行けるの?

避難所の中にはペットの受け入れをしている場所もあります。お住いの自治体でどこの避難所でペットの受け入れが可能なのか調べておきましょう。

ペットを避難所に連れて行くときは同行避難といって飼い主も同じ避難所に行きます。同行といってもペットと飼い主が同じ部屋で過ごせるわけではありません。

避難所の中には動物アレルギーのある方や動物が苦手な方もいますので、ペットは基本的に外のゲージ等で過ごすことになります。これは犬猫だけでなく、ハムスターなどの小動物も同じですよ。

避難所内でトラブルが起こらないよう、ルールをしっかり確認し行動しましょう。

避難所には多くの人々がいますのでペットがトラブルのもとになることもあります。

簡単な指示が分かるように基本的なしつけをする、むやみに吠えない、ワクチン接種をきちんと行う、決められた場所で排泄ができるようにするなどのしつけは日ごろから行っておきましょう。

避難所でのトラブルや対策について詳しくはこちら

ペットと避難するために準備しておくもの

ペットと一緒に避難所に行く際は、ペット用の避難袋も用意して持って行きましょう。

  • 食べ物、水(最低5日分、できれば7日分)
  • 食器
  • キャリーバッグやゲージ
  • 予備の首輪やリード
  • トイレ用品(ペットシーツ、砂、処理道具など)
  • 常備薬
  • おもちゃ
  • タオルや毛布、敷物
  • 普段から使っている衛生用品(綿棒、ウエットティッシュなど)
  • ガムテープ、マジック(ケージの補修やペット情報を書くのにあると便利)

基本的には普段使っているものを持って行く感じですね。タオルや毛布、敷物などは普段から使っているものがベスト。自分や家族のにおいがするとペットも安心します。

ペット用の防災カバンも販売されているので参考にしてみてください。

こちらは簡易的なタイプ。

こちらはキャリーバッグが防災バッグになっています。

他には、ペットの年齢や名前、ワクチン接種情報などを書いた写真入りのカードを作っておくと誰かに預けるときや、万が一離れ離れになってしまったときにも役立ちます。飼い主側もペットの写真(スマホのデータでもよい)を持っておくといいですね。

まとめ

電気のない不自由な生活の中で犬や猫などのペットのお世話と体調管理をしていくことは、とても大変なことです。大変な状況をペットと一緒に乗り越えられるよう、日ごろから準備をしておきたいですね。

家全体の防災対策をしておくことがペットの安全につながることも。大切なペットのために家の防災対策はきちんとしておきたいですね。

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また、停電するとペットは不安な気持ちになります。なぜ電気がつかないのか分からないので人間よりも不安かもしれません。停電時や復旧してからもメンタルを気遣ってあげましょう。

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1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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