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子育て世帯のリフォームの間取りを紹介!子供部屋はどこに作るべき?

ooba1809
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子供がいたり、これから子供が生まれるご家庭ではリフォームをするにも考えるポイントがたくさんあります。

子育てのしやすい家は子供のためだけでなく、家族みんなが快適に過ごせる家でもあります。あとで失敗した!とならないようにしっかり考えておきたいですね。今回は間取りについて見ていこうと思います。

子育て世帯のリフォームのポイントは?

子育て世帯のリフォームで考えたいことはさまざま。

  • キッチンの位置
  • 家事動線
  • リビングの広さ
  • 収納
  • 室内干しのできるスペース
  • 段差の解消

など。

他には、回遊動線にする、水回りをまとめるなどの工夫をされている方も。子供の成長に合わせて変化できるような間取りにする人も増えています。

子供はいずれ家を出ていくのだから、子供中心の家づくりにしない方がいい、という考えもありますが、子供が安全に暮らせる家は親にとっても快適に過ごせる家になるでしょう。子供のための家ではなく、「子育てのしやすさ」として考えてみるといいかもしれません。

リフォームのポイントについて詳しくはこちら。

リフォームするなら子育てしやすい家に。子育て世帯のリフォームのポイント&事例! すでに子育てされている方、これから子どもを、と考えている方はリフォームにもいろいろ工夫をしたいですよね。 子ども部屋以外で...
シロ
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子供はいずれ出ていく…からこそ、その時間を大切にした方がいいと思うんだ。

子供部屋はどこに作る?

続いて、子供部屋について見てみましょう。子供部屋に対する考え方は親世代の時とかなり変わってきています。

子供部屋はそもそも必要?

昔は小学校に上がるあたりから子供部屋を使い、自室で勉強するというのが主流でしたよね。ですが最近では、個室を増やすよりもリビングを広くし、子供のスペースを作りそこで勉強するというケースが増えてきています。親も目が届きますし、頭のいい子はリビングで勉強していることが多いなんていう説もありますよね。

小学生くらいのうちは、自室があってもリビングで過ごすことの方が多く、寝るとき以外使っていないという方も。中には寝るときも家族みんなで寝ているので子供部屋は物置状態、という人も。こうなってくると子供部屋はいらないのでは?と思ってしまいます。

一方、子供部屋を作らなかったという人は「やはりプライベートな空間も必要だった」と感じるようです。子供も成長すると親に見られたくないことが出てきますからね。

小さいうちは子供部屋はあってもなくてもよいと思います。ですが思春期を迎えるころには1人になれるスペースも必要ではないでしょうか。将来家を出ていくとなると使用するのは数年かもしれませんが、大事な時期ですからね。ただし、快適すぎると自室にこもってしまう可能性が高くなるので、最低限のスペースでよいのではないかと思います。

また、出ていった後の使い方も考えておきましょう。

子供が出ていった後の子供部屋のリフォームについてはこちら。

使わなくなった子供部屋をリフォーム!寝室や書斎、広いリビングにも! 子供が出ていった後の子供部屋、どうしていますか? そのまま物置状態という人も少なくないのでは?せっかくのスペースを無駄にし...
シロ
シロ
年齢によるけど、間取りとしては子供部屋にできる空間は用意しておいた方が良さそうだね。

子供部屋は家の中心に

子供部屋の間取りのポイントは、玄関から直接行ける場所にはしないこと。リビングを経由して自分の部屋に行ける間取りにすることで自然と家族のコミュニケーションが生まれます

親の顔を見ずに出入りできる場所に子供部屋があると大きくなってから勝手に外出してしまうということも。

子供部屋はあってもなくても、家族のコミュニケーションがしっかりとれるような間取りを考えてみてください。

子育て世帯の間取りをご紹介!

実際の子育て世帯の方の間取りを紹介していきますね。子供部屋や子供のためのスペースの工夫など、参考にしてみてください。

一軒家の場合

未就学のお子様がいる家庭

知性をはぐくむために家族が触れ合える「ホームコモンズ設計」(参照)を採用したお宅です。お子様は幼稚園に通われていますが、学校に上がってからのことも考えて設計されていますよ。

子供部屋もありますがダイニングに机を置いて勉強できるようになっています。また、子供だけでなく家族の本を収納するライブラリーを設置して小さな図書館のようになっているのもポイント。子供のためだけでなく、自分たちの趣味も活かしていますね。

こちらは広いお庭だったスペースに増築した事例。子供部屋の上には中二階があり、遊び場や勉強スペースなど成長に合わせて使えるように設計されています。家族が増えてもいいように子供部屋はもう1つ作り、現在は仕事場として活用されています。

実家の隣にある元工場をリフォームした事例。子供部屋はリビングから見える小上がりの和室。キッチンから見えるので子供が小さいうちも安心。扉を閉めると完全に個室になるので大きくなってからも使えますね。

こちらは築5年のお宅なのですが、テレワークスペースを確保するのと同時に、住んでいて使いづらいと感じた部分をリフォームされています。お子様でも手の届きやすい収納、磁石が付くクロス、外遊びの後に活躍する外の水栓など住んでみないと分からない点が改善されていますね。

小学生以上のお子様がいる家庭

こちらも子どもの勉強スペースをリビングに確保。2階にも勉強スペースを作ってあります。家事動線にもこだわって作られていますよ。

こちらは未就園児から小学生まで3人のお子様がいるご家庭。2階に子供部屋があり、そのうえがロフトになっています。子供部屋の1室はご主人が書斎として使っているので親の目も行き届きますね。リビングにもスタディスペースがありますよ。子供部屋の一角にボルダリングウォールがあるのも素敵です。

こちらは元々二世帯住宅だったお宅を一世帯住宅にリフォーム。3人の子供たちにそれぞれ個室を作っています。

こちらはご実家を二世帯住宅にリフォームされた事例。家族がくつろぐ小上がりスペースに、みんなで使うファミリークローゼットと家族で快適に過ごす工夫が詰まっています。子供部屋も成長に合わせて使えるよう工夫しています。

以下、2つの事例は実際の間取りではないですが小学生以上のお子様のいる家庭を想定した事例です。

こちらは子供3人のご家庭を想定。広いリビングの一角には学習コーナー。さらに小上がりの和室もありフロアのほとんどがリビング。1階が4つの個室、2階はリビングと水回りという間取りですね。

リビングの隣にスタディコーナーという勉強部屋を設置。さらに2階には子供部屋も。将来的に分割できるようになっています。収納も多くランドリースペースもあり、家事動線にもこだわった間取りですね。

マンションの場合

未就学のお子様がいるご家庭

3人の男の子がいらっしゃるご家庭。ご夫婦は自宅で仕事もされているのでワークスペースは個室として確保しつつ、残りのスペースは広々と使われています。現在はリビングの一角の押入れだったスペースが子供スペースになっていて、机にもクローゼットにも変化。将来的には事務所を他の場所に構えて、ワークスペースを子供部屋にするという計画も。

中古を買ってリフォームした事例。アトピーのお子様のために自然素材を使用した家が完成。子供が思いっきり遊べるようにリビングは広々設計に。

狭くて使いにくかったという玄関を中心にリフォームされた事例。土間を広く取り、お子様専用の収納も設置。子供が小さいと何かと玄関に置くものが多くなるのでこれはナイスアイデアですね!大きくなってもランドセル置き場などに使えそうです。家族が使いやすいファミリークローゼットも設置しています。

使用していなかった実家を自分たちが使いやすいようにリフォームされた事例。玄関に黒板になっている壁があったり、洋室を縦に2つに分け、上をお子様の遊び場にするなど楽しい工夫が詰まっています。

小学生以上のお子様がいるご家庭

こちらは4人のお子さんがいるご家庭。マンションをスケルトンリフォームした事例です。子供たち全員に個室を作るのが目的のリフォーム。水回りをまとめてスペースを確保し、互い違いの二段ベッドを使って部屋を分けています。リフォームならではのアイデア。個人のスペースができるのはやはりうれしいでしょうね!

特別なスタディスペースはないですがダイニングテーブルで勉強することを想定し、キッチンから見渡せる間取りにしました。リビングには家中の本が集まる大きな本棚があり、子供も自然と本に手を伸ばす工夫を。玄関土間の壁は思いっきり落書きができる黒板風になっているのもいいですね。

子供が3人になったタイミングで同じ団地の広い部屋をリフォームして住み替えた事例。リビングに勉強スペースを設置し、個室は寝るだけの場所としてコンパクトにしています。使いやすいキッチン、アウトドア用品を置ける土間などご夫婦の希望も詰め込んでいますよ。

3姉妹がいるご家庭の事例。勉強部屋を確保したいということでリフォームを決意。さらに、リビングを広く取ることでみんなが集まりやすくしました。勉強部屋は元々キッチンだった場所に設置。リビングにつながった場所なのですが、リビング向けて机の前に室内窓を設置しています。独立した場所で集中できる上、キッチンから見守れる設計になっています。別に設置した子供部屋もとびきりかわいく仕上がっています。

お子様の進学に合わせて中古を買ってリフォームした事例。下のお子さんはまだ小さいのでリビング横に小上がりで遊び場を作りつつちょっとした勉強スペースも確保。さらに収納を1つにまとめファミリークローゼットも作られています。

子供の成長をきかっけに、家全体をリフォームした事例。子供部屋が狭かったので造作でロフトベッドを設置。ロフトベッドとデスクが1つになっているのは造作ならではですね。

まとめ

子育て世帯の間取りを、子供部屋を中心に見てきました。皆様様々な工夫をされ、子供のためだけでなく自分の理想もかなえながらリフォームや家づくりをされていますね。

最近は広い子供部屋を作るより、リビングにも子供の居場所を作り子供部屋は最低限にするというのが主流です。子供が自室にこもってしまわないよう、コミュニケーションが取りやすい家づくりが理想ですね。

子供が小さいうちは子供部屋を使わないことも多いのですが、将来を考えると1人になれるスペースは必要ではないかと思います。今は違う用途で使っていても将来的に子供のスペースにする場所を確保しておきましょう。

リビングに子供スペースを作った事例はこちら。

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サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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