
子供が小さいうちはどうしても走ったり、ジャンプしたり、物を落としたりするのでマンションにお住まいの方は下の階に響いていないかどうか気になってしまいますよね。
今回は音を響かせないようにする子供部屋の床の防音対策について見ていきましょう。
子供部屋の床の騒音の種類
床から発生する騒音は大きく分けて2種類あります。
軽量床衝撃音
文字通り、軽いものを落とした時の音です。スプーンなどの金属を落としたときに発生するチャリンチャリンという音や、フローリングで椅子を引いた時の音なども軽量床衝撃音と呼ばれます。
重量床衝撃音
ドスン、バタンと大きく響く音です。子供が走り回ったりジャンプしたり重いものを落とした時などに発生します。
子供部屋の場合両方の音が発生しそうですが、特に気になるのは重量床衝撃音ですね。重量床衝撃音は振動が構造体を伝って発生するので音が響くのです。ですから、騒音トラブルの原因にも。トラブルになる前にしっかり対策しておきましょう。
防音マットを使ってみよう!

子供部屋の防音対策に、防音マットを検討する人は多いでしょう。防音マットには種類がたくさんあるので迷ってしまいますよね。
先ほどもお話した通り、足音は振動が構造体を伝って響く音です。ですから、まずは振動を弱める必要があります。そのためには厚みのあるやわらかいカーペットや衝撃緩和性が高いマットを選びましょう。
こちらは足音に特化したマット。三重構造になっていて足跡から発生する振動を抑えてくれます。50×100cmというサイズなので部屋の大きさに合わせて購入してください。
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こちらはポリウレタンを使った防音マット。柔らかすぎないので歩き始めたばかりのお子様がいる家庭にもおすすめ。
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こちらは二重構造のマット。10cmという厚みがあり、ふわふわしているので足音が気にならなくなったという声も。
さらに、下に固めのゴムタイプの防音マットを敷くと物を落とした時の衝撃音もやわらぐので2枚重ねの使用がおすすめです!
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こちらはゴム製の防音マットです。1枚で使用するとかえって足音が響いてしまうこともあるので注意してください。
防音対策の商品には防音シートもあります。ですが、防音シートは厚みがなく床に敷いた場合はほとんど効果がありません。なるべく厚みのあるマットを選びましょう。
ジョイントマットやコルクマットでも防音効果はある?
子供がいるとジョイントマットやコルクマットなどを使用しているご家庭も多いでしょう。
ジョイントマットやコルクマットは、ものを落とした時の軽量床衝撃音は和らげることができますが、足音にはあまり効果が期待できません。振動を抑える効果はないんですね。
すでにジョイントマットやコルクマットをお使いなのであれば、防音マットと併用して使ってみることをおすすめします。マットは厚みがあればあるほど防音効果が上がりますよ。
リフォームで防音対策するという選択肢も

しっかり防音対策をしたいと考えるのなら、床をリフォームするという選択肢もあります。特に床の張替えを考えているのなら最初から防音対策をしておくとよいかもしれません。
簡単にできる床の防音対策は、防音性の高いフローリングを使うという手があります。
遮音フローリングとは、フローロングの裏に遮音カーペットが敷き詰められている素材です。カーペットが床の衝撃を吸収するので騒音を軽減する効果が期待できます。
床材の設置方法は3種類
- 既存の床材を遮音フローリングに張り替える(6畳の場合:14~20万円)
- 既存の床材の上に遮音フローリングを重ね張りする(6畳の場合:12~15万円)
- コンクリートとフローリングの間に緩衝材を入れて二重床工法にする(6畳の場合:60万円前後)
費用参考:リフォームジャーナル
二重床にする方法が一番効果が高いですが、その分費用が掛かります。また、マンションの構造やリフォーム会社によっても施工ができない場合がありますのでまずは施工会社に相談してみましょう。
まとめ
子供部屋の床の防音対策について見てきました。
子供がいるとどうしてもドタバタ歩いたり、ジャンプしたりすることがあるので下の階への音と振動が気になりますよね。
まずは防音マットで対策することをおすすめします。足音対策には、柔らかい素材で厚みのあるマットを選びましょう。お手持ちのジョイントマットやコルクマット、カーペットなどと併用するのもおすすめですよ!