赤ちゃんの部屋は成長につれて変化が必要!月齢別のポイントは?
これから赤ちゃんを迎えるご家庭は、赤ちゃんの部屋やスペースの準備をしなくてはいけません。
当たり前ではありますが、赤ちゃんは成長につれて行動範囲が広くなります。赤ちゃんにとっては目に映るものすべてがおもちゃになってしまいます。ですから、赤ちゃんの部屋も成長につれて変化をさせていく必要があるんです。
赤ちゃんの成長・月齢ごとに部屋づくりのポイント、あると便利なグッズを見ていきましょう。
ねんね期(月齢の目安:0か月~3カ月)
生まれたばかりの赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごします。寝返りが始まるまではほとんど動かないので、赤ちゃんのスペースは一畳程度あれば十分です。
この時期の部屋づくりのポイント
生まれたばかりの赤ちゃんは、授乳やおむつ替えを2~3時間に1回と頻繁に行わなくてはいけません。ですから、赤ちゃんのスペースの近くにお世話セットをまとめておくとお世話がしやすくなります。
お母さんも産後で体が疲れていますし、いかに楽にお世話ができるか、ということにも重点を置きましょう。
この時期はまだ赤ちゃんはほとんど移動しないので、夫婦二人で住んでいた部屋にちょこっとスペースを作るだけでも大丈夫ですよ。
寝返りのできない赤ちゃんは、自分の顔の周りに布などが来ても払うことができません。ぬいぐるみなど近くに置きたい気持ちも分かりますが、赤ちゃんの顔の周りにはぬいぐるみや寝具など余計なものを置かないようにしましょう。
実際に使用したグッズ
お世話グッズをまとめておけるワゴンやバッグがあると便利です。
部屋を移動して使いたいならキャスター付きが便利。我が家でも使っていますが、小さいうちはオムツ、ガーゼ、洋服などこれ1つに収納可能ですよ。
成長したらおもちゃ入れなど用途を変えて長く使えるのもポイント。いまでもつかっています。
ワゴンと比べると収納力は落ちますが、1階と2階で使いたい方や、自宅と実家を行き来する方などにはバッグタイプがおすすめです。
生まれたばかりの赤ちゃんのお部屋づくりについてはこちらの記事もどうぞ。
寝返り・ずりばい・ハイハイ期(月齢の目安:3~8カ月)
寝てばかりだった赤ちゃんも、やがて寝返りをするようになり、ずり這いやハイハイで家中を移動するようになります。
赤ちゃんにとっては目に映るものすべてがおもちゃになってしまいますので、より安全に気を付けなくてはいけません。
この時期の部屋づくりのポイント
赤ちゃんが動き出すと、今まで便利だったベビーワゴンやオムツストッカーなども近くには置いておけなくなります。
我が家の場合は、ずり這いをしてる頃に、ワゴンの上にあるものを取ろうとしていました。キャスター付きなので赤ちゃんの力でも動いてしまいます。倒れる危険性もあったので慌ててベビーゲートの奥の届かない場所に移動させました。
赤ちゃんの周りには赤ちゃんが触ってもOKなものだけを置くようにしましょう。
行動範囲が広くなってくると、触っても問題ないものだけを置いておく、というのは難しくなると思います。
危険なものや汚れてしまうもの、誤飲の可能性がある小さいものなどは赤ちゃんが絶対に届かない場所に置かなくてはいけません。ですが本当はあんまり触ってほしくはないけど危険ではないもの、(我が家の場合は洋服、雑誌など)はおもちゃにされても仕方ないと妥協しました。
実際に使用したグッズ
赤ちゃんはずり這いやハイハイと同時にお座りもできるようになります。最初のうちは不安定なので転がっても痛くないようにジョイントマットなどがあるといいですね。
赤ちゃん部屋の床についてはこちらの記事もどうぞ。
ごっつん防止にはこんなアイテムも。それほど長く使うものではないですが、この時期ならではの可愛さがありますよ。(つかまり立ちを始めたころにも使えます)
赤ちゃんが触ってもいいもの、触ってはいけないものを分けるためにはベビーゲートが便利です。
我が家ではこちらをテレビの前に置いています。
そしてこちらをキッチンの入り口に使用していますよ。どちらも歩くようになってからも使えています。
赤ちゃん自身を囲うベビーサークルもありますが、活発な赤ちゃんは突進したり、つかまり立ちができるようになると乗り越えてしまったりすることも。赤ちゃんの性格にもよりますが、ベビーゲートの方が長く使えるのではないかと思います。
最初に用意するのではなく、様子を見ながら用意した方が無駄がないですよ!
つかまり立ち・伝い歩き期(月齢の目安:9~12カ月)
赤ちゃんが立ち上がるようになると、手が届く範囲が一気に広がります。さらに安全に注意が必要になってきます。
この時期の部屋づくりのポイント
つかまり立ちスペースを作る
家事をしながらでも目が届くようなところにソファやローテーブルなどつかまり立ちしやすい家具をおくといいですね。
後ろにはクッションなどを置いておけば転倒したときも安心です。
不要なものは収納する
赤ちゃんが動き出すと行動範囲が広くなりますが、四つん這いのうちはまだ、手が届く場所が限られますよね。
つかまり立ち、伝い歩きなどをするようになると、手が届く範囲が一気に広がります。ダイニングテーブルの上やカウンターの上など、「このくらいの高さなら大丈夫だろう」と思っていたところも手と足を伸ばして届いてしまうことも。
赤ちゃんの手が届かない場所、が少なくなってくると収納に困りますよね。
触られたくない物は袋や箱などに入れてしまいましょう。趣味のグッズなどしばらく使わない物は押入れなどに片づける、もしくは思い切って処分することも検討してみてはいかがでしょうか。
実際に使用したグッズ
つかまり立ちから歩行が安定するまでは転ぶことも多いです。赤ちゃんがケガをしないように家具をガードしておくと少し安心です。
イタズラ防止にはこんなグッズが便利。
引き出しを開けたりするようになったらこのようなストッパーが便利。
机や棚の家具はガードしておくと安心です。
コンセントなどに興味を示したら、ガードを付けておきましょう。100ショップでも購入できますよ。
赤ちゃんのお世話グッズではないですが、衣装ケースには洋服以外のものも収納できるのでしばらく使わないものを収納するのに便利です。
あんよ期(月齢の目安:1歳頃~)
赤ちゃんが歩き出すようになると、赤ちゃんの部屋、赤ちゃんのスペースは家全体になります。物心がつくまでは赤ちゃんの安全を第一に家づくりをしましょう。
この時期の部屋づくりのポイント
とにかく余計なものは撤去することをおすすめします。ローテーブルなどの上に乗ってしまう赤ちゃんも多いので撤去したというご家庭も。
我が家の場合は引っ越したばかりで、あとでダイニングテーブルを買うつもりだったのですが、椅子が倒れたりしても危ないという理由でまだ購入していません。
分かっているとは思っても時々予想外の行動を起こすこともあるのでまだまだ注意が必要ですね。
この時期以降にほしいグッズ
歩けるようになるころには何でも「自分でやりたい!」という意欲も出てきます。今までは大人がお世話しやすいところに収納していたと思いますが、そろそろ「自分で片づけられる」収納グッズを用意してもいい頃だと思います。
こちらは子どもが自分で考えて収納しやすいラック。色や大きさでどこに何を片付けるのか、自分で考える力が身につきます。
絵本やおもちゃを収納できる棚です。表紙が見えていると手に取りやすくなるので絵本好きなお子様におすすめ。
こちらは小学生くらいまで使える子ども用のタンス。ハンガーラックは小さな子供でも手を伸ばせば届く高さです。
我が家では2歳の誕生日プレゼントを絵本棚にしました。3歳はタンスにしようと思っています。
まとめ
赤ちゃんの成長は嬉しいですが、行動範囲が広がるにつれて危険なものも増えていきます。この間まで便利に使っていた物が急に危険になったりするので日々の様子によってその都度赤ちゃんの部屋を変えていきましょう。
ケガや事故につながっては元も子もありません。特に物心がつくまでは安全第一でいきたいですね。