子供部屋の照明はどんなものがいい?複数を組み合わせるのもおすすめ!
子供部屋の照明はどんなものがいいのでしょうか。
子供らしいかわいらしいデザインのものがいいなと思われる方も多いと思いますが、それだけではダメ。子供部屋の照明を選ぶポイントとおすすめのタイプを見ていきましょう。
子供部屋の照明を選ぶ3つのポイント
まずは子供部屋の照明を選ぶ基本のポイントを見てみましょう。
1.明るさ
子供部屋では勉強したり、本を読んだり、遊んだり、様々なことをします。また、部屋のいろいろな場所で様々な行動をするので部屋全体が明るくなる照明がおすすめ。
部屋の大きさによって必要なワット数は変わってきます。目安は以下の通り。
広さ | ワット数 | LED |
4.5畳 | 100~180W | 2,200~3,199lm |
6畳 | 180W~260W | 2,700~3,700lm |
8畳 | 260W~340W | 3,300~4,299lm |
照明のデザインや内装によっても明るさは違って見えるので、暗いなと感じたら明るい照明に切り替えましょう。
明るさが調節できる照明なら勉強の時は明るく、リラックスする時は少し暗めにという使い分けもできますよ。
2.電球の色
電球の色には大きく分けて電球色、昼白色、昼光色の3種類があります。
(『日本照明工業会』HPより引用)
電球色は落ち着いてリラックスできる雰囲気、昼白色はスッキリして集中できる雰囲気になります。
子供部屋の照明としては基本的に昼白色や昼光色がおすすめ。小さい子供は部屋で勉強をすることはないですが、小さいうちは視力も弱いので物がはっきり見える照明を使うのがおすすめです。
電球色を変えられる調光機能付きの照明器具を使用したり、複数の照明器具を組み合わせるのなら、リラックスしたいときに電球色を取り入れるのもいいですね。
3.安全性
子供がぶつかったり、物を投げて当たったりする可能性もあるので安全性にも考慮しましょう。デザインがかわいくてもガラス製のシェードや電球がむき出しの照明器具は避けた方がいいですね。
二段ベッドやロフトベッドを置いている場合は、天井からぶら下げるペンダントタイプにも注意。ハシゴを上がったり上の段のベッドにいる時に、照明に頭をぶつける危険性がありますね。
スタンド式の照明器具を使用する場合は、倒れて火災にならないよう高温にならないLED対応のものにするか、転倒時自動消灯機能が付いているものを選ぶと安心です。
子供部屋におすすめの照明器具
では、実際に子供部屋におすすめの商品を見ていきましょう。
基本の照明
シーリングライト
シーリングライトとは、天井に取り付けるタイプの照明器具です。調光機能があり、子供部屋にぴったりのデザインのシーリングライトもありますよ。
こちらはシンプルなシーリングライトですが調光、調色機能も付いています。インテリアの邪魔をせず、どんな部屋にも合いますね。
こちらはウッドフレームがついたシーリングライト。ちょっと木目調が見えるだけで雰囲気が変わりますね。
こちらはウッドフレームに色が付いたタイプ。ちょっとしたアクセントで一気に子供部屋らしくなりますね。
ペンダントライト
ペンダントライトは天井から吊り下げるタイプの照明。安全性はシーリングライトよりも劣りますが子供部屋らしいかわいい照明にしたい方にはおすすめです。
こちらは女の子の部屋におすすめ。ボンボンの付いたかわいらしいデザインの照明です。
こちらは気球の形をした照明。子供部屋らしいかわいらしさですね。
こちらはチェックとドットのペンダントライト。このデザインなら大きくなっても使えそうですね。
ダウンライト
ダウンライトとは、天井に埋め込むタイプの照明です。照明が目立たない、ホコリをため込まないなどのメリットがありますね。
ただし、ダウンライトを設置するには天井に穴をあける必要があるため、新築やリフォーム時に設置する人がほとんどです。
ダウンライトというとスポットライトのようなイメージがあるかもしれませんが、「拡散タイプ」のダウンライトを使えば一点集中ではなく、部屋全体を明るくすることも可能なんですよ。
こちらは部屋を仕切れるようにしている子供部屋。それぞれ複数個所にダウンライトがありますね。
こちらは机の上にダウンライトを複数個所設置されています。
まだまだ子供部屋にダウンライトというのは少数派だと思いますが、新築やリフォームをされる方は検討してみてもよいのではないでしょうか。
ダウンライトのメリットやデメリットはこちらの記事をどうぞ。
複数の照明を組み合わせるのもおすすめ!
子供部屋は明るい方がいいので全体を照らすのはシーリングライトやペンダントライトがおすすめですが、サブ照明を取り入れて必要に応じて使うのもおすすめです。
スタンドライト
スタンドライトは立てて使用する照明器具です。子供部屋では机の上に置いて勉強する時に使うことが多いですね。
自立可能なスタンドタイプと机に設置するクランプタイプがあり、スタンドタイプは位置を変えられる、クランプタイプは場所を取らないというメリットがあります。机全体を照らせる大きさのものを選びましょう。
他には、ソファなどの近くに設置し、電球色の電球でリラックスタイムに使う、という使い方も。
こちらはクリップとスタンド2WAYで使えるタイプ。調光もできるので様々な使い方ができますね。
こちらはデスクに立てて使用するタイプ。USBポートやペン立てまでついているので使い勝手がよさそうです。
こちらはスタンドタイプ。シンプルですが別売りのリモコンで操作できたりアプリと連動できるなど機能的。転倒の危険性などはあるので小学校高学年以上のお子様におすすめ。
間接照明
間接照明とは、空間を直接照らすのではなく、壁や天井を照らして反射した光を利用する照明のことです。明る過ぎず、柔らかい光を空間に取り入れられるのが特徴です。子供部屋では主にリラックスする時などに使います。
フロアランプやクリップランプは手頃な間接照明として使えます。デザイン性の高いものはインテリアのアクセントにもなりますよ。
シリコン素材でできた間接照明です。プニプニとさわることができるので小さなお子様のお部屋にもおすすめ。形も色々なバリエーションがありますよ。お部屋のアクセントになりますね。
充電式で磁力でくっつく照明です。雲のデザインがかわいらしいですね。夜中に目が覚めた時もこんな照明があれば安心できそう。
6mに40個のボールが付いたランプ。様々なガーランドのようにつるしてもいいですし、まとめていてもかわいい。様々な使い方がありますよ。
将来的に子供部屋を分割したい方は照明も考慮して!
きょうだいがいる場合、将来的に子供部屋を2つに分けようと考えている人も多いでしょう。その場合、あらかじめ照明は2つつけておくことをおすすめします。
照明が1つしかないと天井に隙間を開けなくてはいけなくなり、完全に分割はできません。また、部屋も暗くなってしまいますね。
あとから照明を2つに分けるとなると電気工事が発生し、部屋を分割するリフォームが大規模になってしまいます。ですから新築やリフォームの際に照明の位置を考えておくことをおすすめします。(同時にエアコンやドアの位置も考えておきましょう)
子供部屋を分割するリフォームについてはこちらもどうぞ。
まとめ
子供部屋の照明はデザインよりも明るさ、色、安全性をまず第一に選びましょう。
可愛らしい照明も憧れますが圧倒的に人気があるのはシーリングライトです。基本の照明はシーリングライトにして、スタンドライトや間接照明をおしゃれなものにするのもよいのではないでしょうか。