全面リフォーム

全面リフォームしたいけど、仮住まいはしたくない!住みながら工事ってできるの?

老朽化が気になる我が家。水回りが古くて使いにくいし、外壁も色褪せてる。耐震性も心配…。そんなときは全面リフォームで家全体を新築同様に生まれ変わらせましょう!

「でも全面リフォームの工事中って、仮住まいしないといけないんでしょう?」と難色を示したあなた。家中をリフォームする場合でも、住みながら工事できるんです。

しかし円滑にリフォームを進めるためには様々な注意点があります。メリットやデメリット、在宅リフォームに向かないケースをご紹介します。

また、実際に住みながらリフォームをした方の体験談もご紹介しますので参考にしてみてください。

自宅に住みながらの全面リフォーム、できる?できない?

構造体以外をすべて取り壊すスケルトンリフォームの場合は仮住まいをしなければいけません

ですが基本的に一戸建てでもマンションでも住みながら全面リフォームすることは可能と言えます。住みながらリフォームを行う場合は、1部屋ずつ順に工事をしたり、1階・2階に分けて工事を行ったりします。

ただし、リフォーム工事中は、工事スペースに物があると作業効率が落ちてしまいます。家具や荷物をあらかじめ片付け、別の部屋に移動させておきます。工事が終わったら荷物を元の場所に戻し、次の作業スペースの荷物を移動させる、という手順を繰り返してリフォームを進めていきます。

当然ですが、普段とまったく同じように生活できるわけではない、ということを頭に入れておきましょう。

住みながら全面リフォームのメリットとデメリット

自宅での生活を続けながら全面リフォームを行うことには、様々なメリットとデメリットがあります。

住みながらリフォームのメリット

まずはメリットから見ていきましょう。

  • 仮住まいの必要がなく、その分の手間や費用が掛からない
  • 工事の進捗状況を確認できる
  • 職人さんとコミュニケーションが取りやすい

など。

一番のメリットは仮住まいをしなくていいという点ですよね。近くに実家などがあればいいですが、そうでないと賃貸のマンションなどを借りなくてはいけません。また、引っ越し費用も2回かかるのでバカにならないですよね。

もう1つは工事の状況を把握できることや、職人さんとのコミュニケーションが取りやすいということですね。気になるところをその場でチェックしたり、追加の工事を依頼することもできます。

住みながらリフォームのデメリット

続いてデメリットです。

  • 工期が長くなる
  • プライバシーが確保できない
  • 水回りやエアコンなどが使えない
  • 危険な場所ができることも

など。

家の中に他人がいるというのはそれだけで落ち着かないものですよね。また、自宅にいるとはいえ、使用できる場所が限られるため普段通りの生活とはいかないでしょう。

シロ
シロ
デメリットの方が圧倒的に多いし、よほどの理由がないなら仮住まい探した方がいいね…。
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住みながら全面リフォームに向かないケース

住みながら全面リフォームを行うことが可能であっても、デメリットやリスクの方が大きい場合もあります。

1,荷物が多い

あまりにも物が多く、部屋から部屋へ荷物を移すのに大変な手間がかかる場合は、施主の負担も大きく工期も長くなってしまいます。

しばらく使わないものはトランクルームを利用するという手もあります。何度も荷物を移動させるより楽なのではないでしょうか。

全国展開しているトランクルーム

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2,妊婦や小さな子供、高齢者がいる

妊娠中は匂いに敏感になるため、塗装や資材の匂いで気持ち悪くなることがあります。またお腹が大きくなると動きが制限されるため、狭い箇所や不安定な場所ができるリフォーム現場での生活はあまりおすすめできません。

工事中は搬入した資材が立てかけてあったり、電源が入ったままの工具が床に置かれていたりします。目が離せない子供がいる場合は、お互いに危険がないように注意をしなくてはいけません。

また作業中は室内に大量の埃が舞います。人体に有害な粉塵が混じる可能性もありますので、体力の弱い乳幼児や高齢者が家族にいる場合は仮住まいをした方がいいかもしれません。

3,ペットを飼っている

普段通りの世話ができないことに加え、ひっきりなしに出入りする職人さんにペットが興奮する、ペットが危険な箇所に近付く、脱走するなどの可能性があります。

4,神経質な方

リフォーム工事中は、常に家の中に他人の気配を感じて生活しなければいけません。工程によっては大量の埃が舞ったり、作業の際に騒音が出たりします。色々なことが気になりやすい人は、仮住まいをした方が精神的ストレスが少なくて済みます。

最近では仮住まいまで一緒に用意してくれるリフォームプランもあります。(別に探すよりトータルで安く、かつ確実に住まいを確保できます)

仮住まい0円リフォームの『らくりふぉ』

まだまだ地域は限られますが、該当地域であれば一度検討してみてはいかがでしょうか。

やっぱり住みながらリフォームしたい!という場合

メリット・デメリットを踏まえた上で、それでも住みながら全面リフォームに挑戦する場合は、事前にしっかり準備をしておく必要があります。

スケジュールは余裕を持って

効率的な作業ができない在宅リフォームでは、当初の予定より工期が長引くこともしばしばあります。「この時期までにリフォームを完了したい!」という都合がある場合は、余裕を持ってスケジュールを立てましょう。

工事・生活のためのスペースを確保

リフォームには施工箇所とは別に、下準備をしたり道具を置いたりしておく作業場所を確保しなければいけません。また一時的に荷物を置いておくスペースと、施主が生活するためのスペースが必要です。工事中の部屋の割り当てをどうするか、しっかりシミュレーションしておきましょう。

工事のスケジュールを確認

リフォームを行う順番と期間をきちんと把握しておきましょう。スケジュール表をよく見えるところに貼って、「トイレが使えないのは○月△日から×日までだね」などと家族全員で確認しあうといいかもしれません。

荷物を片付けておく

移動させるものを片付けておきましょう。思い切って不用品を処分するとリフォーム作業がしやすいだけでなく、リフォーム後にすっきりとした新生活を送ることができます。

その他、一時的に物を移すならトランクルームやレンタル収納スペースという方法もあります。以下の記事でどういったものか紹介しているので参考に。

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防犯対策をしっかりと

外壁に足場が組まれると外部から侵入されやすくなるため、センサー付きの防犯ライトを付けたりして対策をしておきます。共働きなどで日中誰もいない場合は、工事業者に鍵を預けることになります。鍵を預けておく責任者を明確にしてしっかりと管理してもらうようにしましょう。

緊急時の連絡先を確認

その日の工事が終了した後、何か不具合が起きた場合の問い合わせ先を確認しておきましょう。例えば工事のために職人さんが一時的に電気や水道を止めて、そのまま帰ってしまったため使えない、といった場合などです。何か気になることがあった場合でも、すぐに連絡して確認することが出来ます。

住みながらリフォームをした方の体験談

実際に住みながらリフォームをした人はどのように感じたのでしょうか。実際にやってみないと分からないところもあると思いますので、参考にしてみてください。

住みながらリフォームをした方の事例

この方はペットも飼ってらっしゃいますが、住みながらリフォームをされています。リフォームをするのは1階のみだったため、工事期間中は2階で生活していたようですね。

壁や天井の張り替え、トイレのリフォームなどを住みながら行った事例です。

こちらは2度目のリフォームをされた事例です。前回は水回りのリフォームを行い、今回はお部屋のリフォームをされています。

住みながらリフォームをした方のブログ

続いて、住みながらリフォームをされた方のブログも紹介します。事例よりも赤裸々に語られているので実際の大変さが分かると思いますよ。

ブログで見てみると、大変な思いをしたという人が多いですね。こちらでも住みながらリフォームの体験談を見ることが出来ますよ。

ですが、ブログを参考に少しでも楽になるように準備しておくこともできると思います。やっぱり住みながらリフォームしたい!という人は念入りに準備をすることをおすすめします。

まとめ

施主も職人も気持ちよく、住みながらの全面リフォームを実行するには、周到な準備とかなりの気力・体力が必要です。実際にリフォームが始まってから「少しくらいお金を払っても仮住まいすればよかった」と後悔しないように、様々な事態を想定し、その時の対応を考えておきましょう。

とはいえ現場や物件ごとに状況も違いますので、素人には考えもつかないリスクがある場合もあります。そんなときはリフォーム担当者に、自分の要望と不安に思っていることを正直に相談しましょう。リフォームに関する豊富な実績を持つ担当者であれば、プロならではのアドバイスがもらえるはずです。

まずは信頼できる工事店探しから!それがリフォームを成功させる第一歩です。

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