押入れをリフォームして子どものベッドにしたい!強度や湿気は大丈夫?
押入れのスペースをベッドにしたい!と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。狭いところが好きな子どもは「押入れで寝たい!」という子も多いようです。
実際に押入れをリフォームしてベッドにしている人も多いようですが、強度や湿気などの問題は大丈夫なのか気になりますよね。
今回は押入れをベッドにする際の注意点や、実際の事例を紹介していきます。
押入れのスペースをベッドにしても問題はないの?
本来押入れは物を入れるスペースで人が寝る場所ではありません。ベッドにしても問題はないのでしょうか。特に気になるのは強度や湿気の問題だと思います。
押入れの強度は大丈夫?
押入れの中段は何キロくらいまで耐えられるのか?これが分かればベッドに出来るかどうか分かりやすいですよね。ですが家によって作りが違うため、一概に何キロまではOKと言えません。乗ってみてミシミシするかどうかで判断するという人もいます。
基本的にベニヤ板で出来ているため、一点に重さが集中するとベニヤ板が折れる可能性があります。大人が寝るにはもちろん、子供でもそのままだと危ないので補強はまず必要になるでしょう。
小さい子なら大丈夫…と言いたいところだけど、実際は中で遊んだりもするし、補強は必須だね。
補強する場合、
- 厚さ15mm以上の補強板を貼る
- 中段の下から木材などの補強材を充てる(参考)
という方法があります。どんなに見た目をおしゃれなベッドにしても壊れてしまうようでは危険なので、補強はしっかり行いましょう。
ならば中段ではなく下段をベッドにしては?と思われる人もいるかもしれませんね。ですが、押入れの中は下段であっても床と同じような強度はない場合がほとんどです。踏み抜く可能性もあるので、どちらにしても補強が必要です。
最近の家だと下段は床と同じ構造になってたりするけど、古い家はかなり危険だからプロに頼んで補強した方がいいね。
湿気の対策方法は?
押入れは湿気がこもりやすく、カビなどが生えやすい場所です。押入れの荷物を出してみてすでにカビが生えていたり、臭ったりするようでしたらベッドにすることは諦めた方がいいでしょう。
寝ている時にはコップ1杯分の汗をかくといわれています。ベッドとして使用すると余計に湿気がこもりやすく、カビやすくなるので注意が必要です。
簡単にできる湿気対策はすのこを敷くことです。ふすまは取り外して使用した方がいいですね。隠しておきたい場合はカーテンなどを取り付けて目隠しするといいでしょう。
また、ちょっと手間ではありますが、定期的に扇風機で風を当てるなどして換気をするとカビが生えにくくなります。
押入れは風が入りにくいから、ふすまを取らないと冷暖房も効きにくいよ。
DIYで押入れをベッドにリフォームする方法
押入れからベッドへのリフォームはDIYで行っている人が多いです。インスタグラムで「#押入れベッド」で検索してみると、DIYでおしゃれなベッドがたくさん出てきます。これだけのベッドが作れたらいいですよね。
押入れの形を活かした簡単なリフォームから、本格的なリフォームまでさまざまありますのでご紹介していきますね。
こちらはふすまを取り払った形の押入れベッド。壁紙が貼り替えられていると、一見すると押入れだと分からないぐらいおしゃれですね。
シールタイプの壁紙もたくさんあり、手軽に張ることが出来ますよ。100円ショップなどにもありますがホームセンターやネットで販売しているものの方がサイズが大きいので使いやすいです。
押入れをベッドにする人は増えていますが、本来人が寝る場所ではないことは確かです。安全面や衛生面を考えると、押入れをベッドにして大丈夫かどうかは自己責任になってしまいます。
ですから、個人的にはあまりおすすめできません。安心して使えるベッドにするには、やはりプロに依頼するのがおすすめです。
プロに依頼すればこんなベッドに!
押入れをベッドにするリフォームはDIYで行っている人が多いようです。リフォーム会社の事例は少なかったのですが、依頼している人もいますよ。
こちらは大人の方が寝るベッドにリフォームした事例です。DIYですと、どうしても強度の問題で大人が寝るベッドを作るのは難しいですが、プロに依頼すれば安心ですよね。
こちらは二段ベッドにリフォームした事例です。やはりDIYで作ったものとは違いますね。
もちろん、これ以外にもさまざまなベッドにリフォームすることが可能ですよ。こんな風にしたい!というアイデアがればリフォーム業者に相談してみてはいかがでしょうか。
また、費用を抑えるためには、中段の補強やカビ対策など重要な部分だけプロにお願いし、壁紙などは自分で貼るという方法もあります。
まとめ
押入れをDIYしてベッドや机にリフォームするのが流行っています。ですが押入れはもともと布団や小物などをしまう場所です。
人が乗ったり重いものを置いたりするようには作られていないので、ベッドとして使用する場合は補強する必要があります。また湿気がこもりやすく、カビが生えやすい場所でもあるので寝る場所としてはあまり適していません。
ベッドにする場合はこの点を理解したうえで自己責任で行いましょう。
ちなみに子供用に押入れをベッドにした場合、はしごが必要になります。こちらを参考に。