結露吸収テープはカビ防止に本当に効果あるのか?
簡単にできる結露対策の1つに結露吸収テープがあります。結露吸収テープはその名の通り結露した水を吸収することで水滴がカーテンなどに付くのを防ぐアイテム。
結露吸収テープにはカビ防止の効果があるのでしょうか。代用品についても見ていきましょう。
結露吸水テープとは?
結露吸水テープとは文字通り、結露を吸水させるためのテープです。表面はスポンジ状になっているので結露を吸収し、時間をかけて蒸発、乾燥させ、また結露を吸収するという仕組みです。
結露自体を防止するのではなく、結露が垂れてサッシやカーテンが濡れるのを防ぐアイテムですね。
無地からおしゃれなデザインまで様々なタイプがあります。
ネットでももちろん購入可能ですが、100円ショップでも販売されていますよ。
結露の危険性についてはこちらの記事へ。
結露自体を防止したい方はこちらの記事へ。
色んなデザインがあるのはいいね!アクセントになって窓周りがおしゃれになるね!
結露吸収テープの効果
窓ガラスの下部に貼ると結露を吸水してくれるという結露吸水テープ。本当に結露が垂れなくなるのでしょうか。
実際に使っている方の口コミを見てみましょう。
「効果があった」という口コミ
この方は効果を感じているようですね。デザインもかわいいです。
この方はすべての結露を吸水できているわけではないですが、吸水できなかった分は拭く、という使い方で満足されています。
「効果がなかった」という口コミ
こちらの方はあまり効果を感じられなかったようですね。
この方は給水効果は感じていますが、蒸発するよりも吸水する方が早く結局濡れてしまったようですね。
この方は効果を感じていない訳ではないのですが、テープに水が溜まってしまっていたそうです。これを放置したらカビの原因になってしまいますね。
結露する量によりそうだね。昼間も濡れてるような窓だとダメそうだね…。
結露吸水テープは対策になる?
結露吸水テープは結露自体を防ぐ効果はありません。
結露を吸水する効果はありますが、窓がびしょびしょになるほどの結露の場合、吸水した水が乾燥する前にまた結露が垂れてきてしまい、周辺が濡れてしまうことも。
結露の程度だけでなく日当たりなどにもよりますが、ひどい結露の場合は結露吸水テープだけでは間に合わないと考えてよいでしょう。
結露で周囲が水濡れするのを防ぐには、テープだけに頼り切らず結露自体を防ぐ対策をしましょう。結露を防止するには通気、湿度、温度が重要になってきます。
簡単にできる結露対策はこちら。
結露防止スプレーと併用するという手もあります。
結露吸収テープの代わりになるアイテムは?
結露吸水テープだけでは結局濡れてしまう、という場合はより吸水力の高いアイテムを使用してみるという手も。
こちらはサッシの隙間に置くクッションガード。中にはシリカゲルが入っています。テープと併用もできますね。
こちらも同じようにサッシの下に置くアイテム。窓周辺以外でもいろいろな場所で使えます。
こちらは小袋タイプ。小さな窓にも使用しやすいですね。窓以外にも使用でき、靴などにも使えるのがいいですね。
他のアイテムを使っても吸水力には限界がありますが、テープだけよりは吸水力がアップするので結露がひどい窓なら使用してみるのもおすすめです。
まとめ
結露吸水テープは結露を防止する効果はありません。窓に付いた結露がサッシの下まで流れ出るのを防ぐため、窓の下部に貼るアイテムです。
結露を吸収する効果はありますが、結露がひどい場合や一日中湿度が高い場合、テープが吸収された水が蒸発せず、吸水しきれなくなってしまいます。
テープの効果は環境によって変わってきますが、根本的な結露対策にはなりません。結露がひどい場合はその他の対策と併用するのが良いでしょう。
本格的に結露を何とかしたいのなら、二重窓がおすすめです。