洗面所の結露対策!すぐにできる対策からリフォームまで

冬になると家のあちこちで発生することがある結露。洗面所に発生するというケースも多いですよね。
洗面所に結露ができる原因と対策を見ていきましょう。
洗面所に結露ができる原因
冬になると発生しやすい結露。
結露ができる主な原因は三つ。
- 室温が高い(温度差が激しい)
- 湿度が高い
- 空気が停滞している
洗面所の場合、隣接するお風呂場や居室に比べて気温が低いことが多いですよね。また、お風呂場からの湯気や洗面台の排水、洗濯機などの影響で湿度も上がりやすいです。そして、意識して換気をすることも少ない場所ではないでしょうか。
つまり、結露が発生しやすい条件が揃ってしまっているんです。
結露は窓にできることが多いですが、洗面所の場合は窓だけでなく、鏡、壁、床など様々な場所に発生する可能性があります。壁や床の結露を放っておくと壁紙が剥がれたり、床材が傷んだりという状況になりかねません。結露かな?と思ったらしっかり対策していきましょう。
結露を放っておくとどうなるか、詳しくはこちら。


換気扇回しててもお風呂場からの湯気があるとすぐに結露しちゃうよね。
すぐにできる洗面所の結露対策!場所別に見ていこう!

結露対策の基本は、
- 温度差をなくす
- 湿度を上げすぎない
- 空気の流れを作る
という3つです。具体的にはどのような対策をすればいいのか見ていきましょう。
窓の対策
窓の結露が発生する場合は、窓の断熱対策をしましょう。窓からは冷気が入りやすいので、窓の対策をするだけでも室温が変わってきます。
簡単な方法は窓に断熱シートを貼るとよいでしょう。
こちらはすりガラスにも使える断熱シート。
脱衣所としても使っているのなら目隠しにもなるタイプが良いですね。
こちらは窓の前に貼るカバーです。他には断熱カーテンなどもおすすめ。
ただし、こちらはあくまで簡易的な対策。本格的に窓の断熱をするのなら二重窓(二重サッシ)が効果が高いですよ。
窓の結露対策について詳しくはこちらの記事でもご紹介しています。


窓が一番冷たくなりやすいから結露しやすいね。ただ湿気が多いと結局結露したり、窓以外の場所が今度は一番冷たくなって結露する場合もあるから注意だね。
シンク下・洗面台収納の対策
続いては、シンク下や洗面台収納で結露が起こっている場合について。
ただし、シンク下が濡れている場合水漏れの可能性があります。まずは水漏れがないかチェックしてみましょう。
- 排水管、洗濯機周辺などが部分的に濡れている
- シューという音が聞こえる
- 拭き取っても断続的に濡れている
という場合は水漏れの可能性が高いです。水栓や水抜き栓を締めてみて水滴が止まるようなら水漏れですね。
水漏れかも?と思ったら水道修理業者に依頼しましょう。
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水漏れをしていない場合でも、そもそも収納の中は空気が滞りやすい場所です。1日数分でも扉を開けて換気をしましょう。外出時や就寝時など時間を決めて換気させるのもいいですね。
また、収納の中がパンパンになっていると空気が循環しません。物の詰め込みすぎにも注意してください。
洗面所に衣類を収納している人も少なくないと思います。確かに便利ではありますが、湿気が多い場所であることは確かなので必要以上の布製品は収納しない方が良いでしょう。
また、紙類などを収納していると湿気を吸ってしまうこともあるので注意してくださいね。
市販の除湿剤を置いておくのも1つの手です。
収納の結露対策はこちらの記事も参考にしてみてください。

壁・床の断熱
壁や床で結露が起こっている時は、洗面所全体が湿気が多いという可能性があります。窓を対策した結果、床や壁が結露するという場合も同じ理由です。
まずは扇風機やサーキュレーター、換気扇などを使ってしっかり換気しましょう。洗面所の窓やドアだけでなく、他の部屋の窓、ドアも開けて空気が流れるようにしてください。
ただし、浴室のドアを開けてしまうと湿気が入ってきてしまうので注意。浴室はドアをしっかり閉めて換気しましょう。
マットを敷いている場合は、使っていない時は干すようにしてください。
床や壁の結露の場合も、除湿剤を活用するのもいいですね。
簡易的な対策を行っても改善しない場合は、床、壁のリフォームも検討してみましょう。リフォームについては次の章でご紹介していきます。
床の結露についてはこちらの記事もどうぞ。


あんまり湿気が多い場合はひとまず1日中お風呂の換気扇つけっぱなしにしてみると改善するかも。それでダメならカビも生えやすいし、リフォーム早めに検討してね。
根本的な解決ならリフォームという手も

洗面所の結露対策は簡単に取り入れられる方法もありますがあくまで簡易的。根本的に解決をするのなら洗面所のリフォームが効果的です。洗面所を断熱リフォームすることで、外や他の部屋との温度差が少なくなり、結露を解決できますよ。
具体的には、
- 窓を二重窓にする
- 壁や床を防カビ効果や調湿作用のある素材に交換する
- 壁や床に断熱材を入れる
- 換気扇を導入する
などのリフォームが良いでしょう。
結露対策のためだけにリフォームをするというのは現実的ではないかもしれませんが、洗面台やお風呂のリフォームの際に検討してみてはいかがでしょうか。
また、浴室に換気扇がない場合や、寒すぎる場合、洗面所の結露にも影響を与える場合があります。浴室のリフォームをすることで洗面所の結露が解決することもありますよ。

まとめ
洗面所の結露について見てきました。
洗面所は、温度差が激しく、湿気がこもりやすく、空気の流れが悪い、と結露ができやすい場所です。結露かも?と思ったらしっかり対策しましょう。
- 断熱
- 除湿
- 換気
をしっかり行い、結露ができないように注意してみてください。
対策を行っても解決しない場合はリフォームも検討してみましょう。
湿気+汚れがあるとカビの原因になってしまいます。洗面所の掃除もしっかり行ってくださいね。
