出窓の結露や寒さを解消!出窓の断熱リフォームとDIY方法まとめ

ooba1809
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

現在サイトリニューアル中のため一部デザインが崩れています。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

見た目がおしゃれで、インテリアとしても使える出窓。

ですが良いところばかりではなく、夏は暑く、冬は寒く、結露ができやすいというデメリットも。今回は出窓の断熱対策について見ていきましょう。

出窓は寒い!結露ができやすいのはなぜ?

窓の近くというのは他の場所に比べて寒いものですが、出窓の場合は特に寒く感じる人が多いのではないでしょうか。

ガラスは壁よりも断熱性が低いです。さらに、出窓は建物から出っ張っているという特徴から、外気の影響を受けやすくなっているんですよね。

ですから部屋が暑い、寒いと感じている人も多いと思います。さらに、結露もできやすい場所です。ですから日々のお手入れが大変ですよね。結露を放置しておくとカビが生えてしまう可能性も。

寒い、結露ができやすいと感じているのなら出窓の断熱対策をしてみましょう。

出窓の断熱リフォーム

出窓の断熱リフォームには、大きく分けて2種類の方法があります。1つずつ見ていきましょう。

断熱性の高いガラスにリフォーム

1つ目は出窓のガラスを断熱性の高いペアガラスに交換するというリフォーム。ガラスを交換するだけなので、出窓としてそのまま使いながら断熱性をアップさせることができます

メリット

  • 出窓としてそのまま使える
  • ガラスを交換するだけなので半日~1日で終了
  • 費用も比較的安価

デメリット

  • ガラス部分しか断熱できないので窓枠や屋根からは熱や冷気を感じる
  • ガラスの大きさによっては交換ができない場合も
  • 2階の場合は足場が必要

実際に出窓をペアガラスに交換された事例を紹介しますね。

断熱性の高いペアガラススペーシアに交換した事例。ガラスを固定しているゴムも新しいものに交換。リフォームは2時間ほどで完了しています。

こちらもペアガラスに交換した事例。側面のガラスはかなり細長いですがこちらもペアガラスに変更することができ、断熱性が高まりました。

L字型のコーナーの出窓のガラスをペアガラスに変更した事例。2種類のペアガラスを使用し、日差しにも考慮しています。

 

ペアガラスへの交換リフォームについて詳しくはこちらをご覧ください。

窓をペアガラスに交換リフォームしたい!効果や費用はどのくらい? 結露対策として取り入れる方が多いペアガラス。交換リフォームをするのに費用はどのくらいかかるのでしょうか。 交換方法は大きく...

内窓をつけて断熱

ペアガラスよりももっと断熱性を高めたい方は内窓をつけるという方法があります。

出窓のカウンターの手前に内窓を設置するケースが多いです。出窓としては使えなくなりますが、ガラス部分以外もしっかり断熱することが可能です。

メリット

  • ガラス交換よりも断熱性が高い
  • 室内での作業になるので2階でも足場代はかからない
  • 防音効果が期待できる

デメリット

出窓のカウンターは使えなくなるケースが多い

ガラス交換よりも費用がかかる

ガラス交換にも出窓にもそれぞれメリット、デメリットがあります。断熱性か、デザインか、費用か、何を重視するかによって最適な方法は変わってきますよ。

出窓に内窓を設置したケースを見てみましょう。

交通量の多い道路の前のお宅で、騒音と断熱対策で内窓を取り付けた事例です。出窓だけでなく他の窓も一緒にリフォームされています。

客間と寝室の出窓に内窓を設置した事例。寝室の内窓はペアガラスを使用しているのでさらに断熱性がアップしています。

こちらはL字型の変形の出窓を二重窓にしています。カウンターの奥に内窓を設置しているのでカウンターはそのまま使えます。

ペアガラスと出窓の特徴を比較したい方はこちらの記事もどうぞ。

内窓(二重サッシ)とペアガラスの違いって?特徴と導入事例をご紹介! 外の気温に左右されず年中快適に過ごせる家にするには、開口部である窓の断熱性能が重要です。 断熱性の高い窓といえば、「二重サ...

出窓としてはもう使えなくてもいい、というのでしたら思い切って出窓をなくすという方法も。出窓をなくすリフォームについてはこちら。

出窓をなくすリフォームはどんな種類がある?費用や事例をご紹介! 出窓のある家はおしゃれなイメージがあり、インテリアのポイントにもなりますよね。出窓に憧れていた人も多いと思います。 ですが...

DIYで断熱対策!

出窓を断熱したいけどリフォームはちょっと・・・という方はDIYにチャレンジしてみましょう。原状復帰可能なものなら賃貸でも対策ができますよ。

簡易的なDIY

DIYに慣れていない人でもできる簡易的な方法としては

  • 窓に断熱シートを貼る
  • 冷気対策用のカーテンにする
  • 断熱ボードを設置する

などの方法があります。ペアガラスや二重窓に比べたら効果は低いですが、何もしないよりはだいぶ冷気を防げると思います。

こちらは窓に貼る断熱シート。厚みがある方が効果が高いですが、窓の開閉がしにくくなることがあるのでご注意ください。

カーテンの上からS字フックで設置できる冷気遮断カーテン。自分でカットして長さ調節もできますよ。

こちらは窓の近くに設置する断熱ボードです。デザインも様々なタイプの商品がありますよ。

出窓ではないですが私も以前、窓からの冷気が寒く断熱シート、断熱ボードとシャワーカーテンをかけて対策していました。何もしていないときに比べたら数倍ましになりましたよ。

寒さで困っている方は複数組み合わせてみてください。

こちらの隙間風対策も参考にしてみてください。断熱性を高める方法もご紹介しています。

隙間風が寒い!賃貸でもできる対策方法は? 冬になるとドアや窓から隙間風が寒い!と感じることがありますよね。この風をなんとかすれば少しは暖かくなるのでは?と思うものの、賃貸...

DIYで内窓を作る

中にはDIYで内窓を作ったという方も。誰でも簡単に・・・とはいきませんがDIYに慣れている人ならチャレンジして見てもいいかもしれませんね。

こちらは出窓のカウンターは残して二重窓を設置しています。 左右の窓も開けられるようになっているので使い勝手がよさそうですね。

二重窓は簡易キットでも取り付けることが可能。詳しくはこちらの記事をどうぞ。

二重窓(内窓)キットを使ってDIY!賃貸でも断熱効果アップ! 家の暑さ、寒さ対策や結露対策には二重窓(内窓)が有効です。ですが、賃貸では勝手に二重窓を取り付けることができないので無理、とあき...

まとめ

出窓の断熱方法は

  • ペアガラスにする
  • 二重窓をつける
  • DIYで簡易的に対策する

の3パターンがあります。どれも出窓だから特別な対策があるという訳ではなく、普通の窓と同じ対策方法ですね。

ですが、出窓は普通の窓に比べてさらに寒いです。ものすごく寒くて困っているという方は出窓を撤去するという方法も検討してみてもよいのではないでしょうか。

出窓の撤去についてはこちらの記事をどうぞ。

出窓をなくすリフォームはどんな種類がある?費用や事例をご紹介! 出窓のある家はおしゃれなイメージがあり、インテリアのポイントにもなりますよね。出窓に憧れていた人も多いと思います。 ですが...

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
Hayato.T
Hayato.T
サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
関連記事
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました