花粉対策は家の中でも重要!家で快適に過ごすコツは?
花粉の季節、外よりも家に帰ってきてからの方がひどくなる、という人も多いです。
そんな方は家の中の花粉対策が十分ではないのかもしれません。家の中でもしっかり花粉対策をして快適に過ごしましょう!
家の中の花粉対策の基本
なぜ、家の中で症状がひどくなるのかというと、花粉が部屋の中で飛散しているからですね。
人の出入りや換気でドアや窓を開けた時や、外から帰ってきた人に付着して花粉は部屋の中に入ってきます。さらに掃除が不十分だと家の中に花粉がたまっていくので、家での症状がひどくなってしまうのです。
家の中の花粉対策の基本はいたってシンプル!
- 外から花粉を持ち込まない!
- きれいに掃除をする
です。具体的にどのように対策をしたらよいのか見ていきましょう。
家の中に花粉を持ち込まない!
まずはなるべく家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。抑えたいポイントは3つです。
1.外から帰ってきたら玄関で花粉を落とす
外から帰ってくると、洋服や髪の毛に花粉がたくさん付着しています。湿度の高い室内では、付着していた花粉が再び飛散してしまいます。ですから、症状が出てしまうんですね。
外から帰ってきたらまず、髪の毛の花粉を落としましょう。髪の毛には、洋服以上に花粉が付いていることも(参考)。手やブラシを使って上から下へと髪の毛を落としましょう。外出時には帽子をかぶるというのも効果的です。(帽子の花粉は落とす必要があります)
続いては洋服についた花粉を落としましょう。といってもはたくのはNG。はたくと花粉が舞い、かえって大変になってしまうことも。
濡れたタオルやウエットティッシュ、粘着クリーナーなどでやさしく拭き取りましょう。
洋服についた花粉の取り方について詳しくはこちら。
洋服の花粉を落としたら、できればシャワーやお風呂に直行!が望ましいですが難しい場合は手洗いうがいに加え、顔も洗うといいですよ!
また、上着は室内に持ち込まず、玄関に置いておくのがよいでしょう。
洗濯物は部屋干しに
花粉の時期に洗濯物を外干しすると、干している間に花粉が付着します。濡れた洗濯物に付着した花粉は手で払うだけでは落としきれません。
花粉の少ない午前中に干すなどの対策方法もありますが、確実なのは部屋干しです。家でも花粉の症状に悩まされている方には部屋干しをおすすめしますよ。
布団は布団乾燥機を使用するとよいでしょう。
花粉対策には柔軟剤を使うと静電気の発生を抑えて花粉が付きにくくなる、と言われています。ですが実際は柔軟剤の種類によって効果が変わってくるようです。柔軟剤を使うことは悪いことではないと思いますが、花粉対策として使いたいのならどの柔軟剤でもいいという訳ではありません。
こちらで柔軟剤の検証をされているので参考にしてみてもよいですね。
部屋干しする場所がない!という方はこちらの記事もご覧ください。
換気にも注意!
花粉の時期でも、換気は必要です。窓を開けて換気をする場合、網戸を閉めていても花粉は網目をすり抜けて入ってきてしまいます。なるべく花粉を室内に入れないように対策していきましょう。
- 花粉の飛散が少ない時間に行う
- 対角線上の2カ所の窓を10cm程度開け、10分程度換気をする
- レースのカーテンは閉めたままにする
などの方法があります。
花粉の時期の換気の仕方についてはこちら。
さらに、網戸にフィルターを貼ったり、花粉対策用の網戸に張り替えたりすると花粉の侵入を減らすことができますよ。
網戸の花粉対策についてはこちら。
掃除で花粉をしっかり除去
どんなに対策をしていても家の中に花粉は入ってきてしまいます。花粉が蓄積しないようこまめに掃除をしましょう。
家の中で花粉がたまりやすい場所は、人の出入りが多い場所、衣類を脱ぎ着する場所です。
具体的には
- 玄関
- リビング
- 洗面・脱衣所
- トイレ
- 窓周辺
などですね。
それぞれの掃除方法を見てみましょう。
玄関の掃除方法
玄関で衣類についた花粉を落とすと、どうしても玄関に花粉がたまってしまいます。帰ってきたら以下のように掃除するのがベストです。
- 衣類についた花粉を落とす
- 空中に霧吹きなどをし、花粉を下におろす
- フロアシートなどで拭き取る
空気中に花粉が飛散していると症状が出てしまうので、水を含ませて下におろします。床に落ちた花粉は空気清浄機などでも吸いこむことができないので拭き取りましょう。花粉を下におろすには加湿器を使うのも効果的です。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
リビング
夜間は人の動きがないため、花粉はゆっくり下に落ちていきます。朝は床や家具の上に花粉が落ちているので掃除は朝一がおすすめです。寝ているときに加湿器をつけておくと、より花粉が下に落ちやすくなります。
朝は床や家具に付着した花粉を除去しましょう。掃除機は花粉を舞い上げてしまう可能性があるので、フローリングの場合はフロアワイパーなどを使うのがおすすめ。
カーペットは繊維に花粉が絡まりやすいので念入りに掃除機をかけましょう。アレルゲンを不活性化する作用のある次亜塩素酸などのスプレーを使ってみるという手もあります。
また、静電気を帯びた電化製品は花粉がたまりやすいので、ハンディモップなどで掃除をしましょう。
洗面所・脱衣所・トイレ
リビングと同じく、床の掃除をしましょう。脱衣所やトイレのマットは花粉が付着しやすいのでこまめに交換してください。
湿気をためないように換気扇も使いましょう。
窓周辺
網戸の目に花粉が付着していることがあるので網戸はこまめに掃除しましょう。
掃除の方法はこちら。
カーテンにも花粉が付着しやすいので、換気後はスプレーをしておくのもいいですね。定期的にカーテンも洗うようにしましょう。
花粉をキャッチしてくれるカーテンもあります。花粉を絡め取るので通常のカーテンよりは花粉が舞いにくいですが花粉はついたままです。普通のカーテンと同様で定期的な洗濯は必要になります。
リフォームでも花粉対策できる!
花粉対策のためにリフォームをする、という人はそれほど多くないですが、リフォームをする際に花粉対策のしやすい家にするという人は増えてきていますよ。
例えば
- 花粉対策の網戸に変更する
- 天井に空気清浄機を埋め込む
- 花粉抑制効果のある床材にする(参照)
- 室内干しできるスペースを作る(ランドリースペース、サンルーム、浴室乾燥機など)
- 玄関土間を広くする(洋服を駆けるスペースや手洗いの設置)
など。
リフォームをしても日々の花粉対策は必要ですが、少しでも快適になるなら嬉しいですよね。リフォームをお考えの方は花粉のことも視野に入れてみるといいと思いますよ。
まとめ
花粉対策の基本は
- 花粉を持ち込まない
- 持ち込んだ花粉はすぐに除去する
という2点です。
そのための対策方法をご紹介してきました。コツコツ行わなくてはいけない対策が多いので大変だとは思いますが、するとしないとでは大きな差がありますよ。できることから取り入れてみてください。
花粉対策がちょっと楽になる、対策グッズについてはこちら。