ランドリースペース(ルーム)の失敗談は実は少ない!?後悔しないポイントは?
最近では新築やリフォームの際に設置する人も増えているランドリースペース(ルーム)。憧れている人も多いのではないでしょうか。
ですが中には「失敗した!」「いらなかった」という人も。せっかく作っても使わなければ無駄なスペースになってしまいます。
ランドリールームづくりで失敗しないポイントを見てみましょう。
ランドリースペース(ルーム)作りで失敗した!という声
まずは、ランドリースペース(ランドリールーム)で失敗した、という声を見ていきましょう。
家族も、洗ったものから自分で外して着ていたりするので、ランドリールーム兼ウォークインクローゼット状態になってしまっています。リビングに部屋干ししていた時は、いちおう来客の時には片付けたりしていたんですけど、ランドリースペースは誰も来ないので、本当に後回しですね……。
女性設計士さんに、「家事がしやすいお家」ということで設計をお願いした我が家。確かに、「おお、なるほど」と頷ける細かな工夫がたくさんあるのですが、唯一「これはいらなかったかも……」と思っているのがランドリールームです。
というのも、私はやっぱり洗濯物は天日干ししたいから! 雨の日に洗濯ができないなら、次の日二日分洗えばいいじゃない、というタイプでした。
それから、作り付けのアイロン台、これも私は「数日分、まとめてリビングでテレビを見ながらのんびりかける」の方が結局お気に入り。「みんなにとっていい設備」でも、私にとっては猫に小判でしたね。
他の意見も含めてまとめますと、
- 天日干ししたいのでそもそもあまり使わなかった
- 干しっぱなしになれてしまい洗濯物をたたむのが面倒になった
- 近くに水道がなくて不便
- 物干しの位置が失敗した
- カウンターや畳むスペースは不要だった
など。
「乾かない」「臭いが気になる」などの声はほとんど見られませんでした。それだけ工夫して設計されているということでしょうね。
改めてランドリールーム作りで失敗しないように考えて見ましょう。
どのように使うのかイメージしよう!
ランドリースペースで失敗した、後悔しているという声を見てみると、使い方がイメージできていなかったのかな、と感じます。
最近はランドリースペースを作る人が増えているので、注文住宅などでも強くお勧めされることがあるようですが、まずは本当に必要なのか考えてみてくださいね。
天日干し派なら大々的なスペースは不要!
ランドリールームは基本的に「洗う」「干す」「畳む」「アイロンをかける」「収納する」などの洗濯に関する工程を一気に行う場所。部屋干し派にはとても便利なスペースなのですが、基本的に天日干ししたいという人には不要なスペースとなってしまいます。
普段は天日干しでも、梅雨の時期や真冬などは部屋干ししますよね。他には花粉の時期は部屋干しするという人もいるでしょう。大々的なランドリールームは不要ですが、急に雨が降った時に室内に取り込めるようなスペースがあると便利だと思いますよ!
洗濯物を干す以外の設備は必要か
部屋干し派の人でも、ランドリールームで一連の作業ができることが本当に便利なのかどうか考えて見ましょう。
中には「干すスペースとしては活用しているけど、カウンターは不要だった」という人も。子どもの様子を見ながら畳みたい、テレビを見ながら畳みたい、という方はランドリールームではなくリビングなどで畳む方が生活に合っているようです。
他には洗濯機はあるけど手洗い場もつけておけばよかった、という方も。
実際に洗濯をする過程をイメージしてみて、どんな設備が必要なのか考えてみてください。
ランドリースペース(ルーム)で失敗しないポイント
ランドリースペースで失敗した、後悔した、という人が少ないのは、それだけこだわって作っているからだと思います。
特に重視したい二点についてお話していきますね。
換気や除湿を重視する!
ランドリースペースで一番重要なことは洗濯物が早く乾く、ということですよね。
そのためには除湿と換気が需要です。日差しがあった方がいいと考える人も多いと思いますが、日差しがなくても除湿と換気で洗濯物は乾きます。ですから、窓を設置する場合は大きさよりも、換気を重視。小さくてもよいので二つ以上の異なる方向の壁に窓を作り、風が通り抜けるようにしましょう。
窓が設置できない場合は除湿器、換気扇を取り付けましょう。ここでケチってしまうと洗濯物が乾かず、意味のないスペースになってしまいます!
素早く乾かすコツについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
生活動線を考える
ランドリースペースのもう1つ重要な点は家事の時短。生活動線を考えて家事のしやすい場所に設置しましょう。
キッチンの近く、洗面所、クローゼットの近くなどに設置する人が多いですよ。キッチンの近くですと料理と洗濯の同時進行もしやすくなりますね。洗面所なら独立したランドリースペースは不要。クローゼットの近くですと畳んだ洗濯物がしまいやすいというメリットが。
それぞれの場所にメリットがあるので、使いやすい場所を考えてみてください。先ほどもお話した通り、雨の日など、乾きにくい日だけ使いたい場合はベランダなどの近くにあると便利です。
また、ランドリースペースの中の動線も考えておきましょう。せっかくカウンターを設置しても洗濯物を干すと使えない。洗濯物を干すと通れなくなるという声もあります。
家のどこに設置すべき?間取りについて詳しくはこちら。
ランドリースペースの広さについてはこちら。
まとめ
「ランドリースペース 失敗」「ランドリースペース 後悔」などで検索すると、作って失敗したという人よりも、作らなかったことを失敗した、後悔しているという人が多かったです。ランドリースペースを作って失敗だと感じている人は少ないですよ。
とはいえ、それはしっかり考えて作られたからこそ。使い方をイメージしてあなたにとって理想的なランドリースペース、ランドリールームを目指してください!