家の中にサンルームがあったらいいのにな!と憧れる人は多いと思います。ですが、いざ設置しようとなると間取りはどうしたらいいのか、方角はどっち向きがいいのかなど疑問がたくさん出てきますよね。また、30坪以下の家でもサンルームを設置できるのかどうか気になる人もいるでしょう。
そこで今回はサンルームを設置する際の間取りや方角のポイント。実際の設置事例をご紹介していきますので参考にしてみてください。
テラス囲いのことをサンルームと呼んでいるケースは多いので、こちらの記事も合わせてどうぞ。

目次
サンルーム付きの家の間取りは?
サンルームは家の様々な場所に設置することができます。ですからどのような間取りにすればいいのか迷う人も多いでしょう。サンルームの間取りはどのように決めればいいのでしょうか。
サンルームの間取りは目的によって決めよう!
サンルームを設置する際、何のためにサンルームを使うのかをしっかり考えておきましょう。ただ「おしゃれだから」などの理由で設置してしまうと、作ったはいいけれど使われない空間になってしまうことも。
- 雨の日でも洗濯物を干せる空間を作るため
- 子どもやペットが伸び伸び過ごせる空間を作るため
- ホームパーティーを開催するため
など、きちんと目的を持って設置しましょう。
例えば、洗濯物干しに使用したいのであれば、洗面所の近くや2階。ホームパーティーを開催したいのならリビングの隣、など目的によってサンルームを設置する場所も変わってきます。実際の間取りは次の章でご紹介していきますね。
方角はどっち向きがいい?
サンルームを設置する際、どの方角に作るのかも重要になってきます。方角によっては暑すぎたり、逆に全く光が入らなかったりということもあります。
間取りや周囲の状況によって一概にどの方角がいい、とは言い切れないですが、それぞれの方角の特徴をまとめたので参考にしてみてください。
南側
日の光が一番入るのが南側です。洗濯物を干すのにもホームパーティーをするのにもよい方角ですね。ただし、夏場は暑すぎてしまう可能性があるので注意が必要です。
西側
洗濯物を干すのに利用したい場合、気温が高くなる午後に最も日が当たる西側にサンルームを設置するという人も多いです。
ただし、こちらも夏場は日が当たりすぎて40℃を超えてしまうということも。洗濯物を干すだけの空間なら問題ありませんが、子どもやペットを遊ばせるには不向きです。
東側
東向きは朝日が当たる方向ですので、朝早くから活動する人におすすめです。サンルームでヨガやフィットネスをする。家族で休日の朝食を楽しみたいなどの目的で作る人には東側が最適だと思います。
ただし洗濯物を干す場合は、早い時間に干さないと乾かなくなる可能性があります。
北側
日差しの当たりにくい北側にサンルームを作るなんて・・・と思うかもしれませんが、北側に設置している人もいるんですよ。
サンルーム 我が家は北側に設置しています。(使い勝手が良い為)
2ケ所共 トイレに窓は取り付けていません。(隣家の窓が有る為)
なんの問題もありませんよ。
質問者さんが毎日利用しますので サンルーム、トイレも使い勝手のいい方がベストだと思います。
サンルームも広い方が私は便利だと思います。(909は使用勝手が超悪いですよ。)
参照元:yahoo知恵袋「北側のサンルームの方いらっしゃいますか?」
サンルームは天井までガラス張りなので、北側でも問題なく洗濯物が乾くとのことです。お住まいの地方にもよりますが、南や西向きのサンルームは暑すぎてしまうということも多いです。特に日差しが強い地域では北側に作る人が多いですね。ただし、結露などもできやすいので注意が必要です。
ペットのために設置するという人は北側が暑すぎず快適に過ごせてよいかもしれません。
どの方向にもメリット・デメリットがありますが、方角も使用目的によって向き不向きがあります。方角にこだわりすぎるより、風の通りや使い勝手を考慮して決めた方がおすすめですよ。
30坪以下でもサンルームは作れる?
サンルームは家に絶対なくてはいけないものではありません。ですから30坪前後の狭い土地に作ってもいいものなのかどうか迷う人も多いと思います。
ですが、30坪以下の土地でもサンルームを設置しているご家庭はたくさんあります。縁側をサンルームにしたり、ベランダをサンルームにしたり、様々な工夫をすることができます。
ただし、限られた空間であることは確かなので、何のためにサンルームを使うのかという目的はより明確にしておくことをおすすめします!
サンルームの設置事例と間取り
自宅にサンルームを設置した人はどのような場所に設置したのでしょうか。色々なパターンがありますので事例を見て参考にしてみてください。
サンルームを1階に設置した事例
リビングダイニングの隣に3帖のサンルームを設置しています。キッチン、サニタリールームへの行き来がしやすく、家事がしやすいのがポイントですね。
こちらの方は重度の花粉症のため、外に洗濯物を干すことができずサンルームを設置しました。個人の方のブログなのですが、サンルームからリビングの様子が見えるようになど主婦目線のこだわりが詰まった間取りなので参考になりますよ。
サンルームの窓や天井はガラス張り、というのが当たり前ですがこちらのお宅はリビングとサンルームの間の扉もガラス張りにしています。サンルームから入った光がリビングにも入るので明るいリビングになりました。
リビングの先にサンルームを設置した事例です。サンルームを開放してリビングとつなげ、20人以上あつまるホームパーティーを開催!
今まで外で飼っていた愛犬が、厚さで厳しそうということで室内で一緒に過ごせるサンルームを設置。扉を全開にすれば庭との出入りもできる開放的な空間です。
サンルームを2階に設置した事例
サンルームというと1階に設置するイメージがあるかもしれませんが、2階に作っている人も多いですよ。続いて2階に設置した事例を見ていきましょう。
2階にサンルームを設置する事例で一番多いのはベランダをサンルームにリフォームするというケースではないでしょうか。南側のサンルームを囲って、雨の日でも気にせず洗濯物を干せるサンルームに生まれ変わりました。
ベランダに後付けでサンルームを設置する場合、既存の商品を設置するという人が多いです。ですがこちらのお宅は屋根の形が特殊なので2社から断られてしまったとのこと。特注の商品でベランダをサンルームににすることに成功しました。
こちらに2階のベランダをサンルームにリフォームした事例です。しっかり光が入りますが、下半分は目隠しされているので多目的に利用できるのがポイントです。
こちらのお宅はバルコニーをサンルームにしたのではなく、別に設置しています。全体的に白とクリームベージュを基調としているので明るい雰囲気ですね。
こちらはちょっと珍しい、3階建ての2階部分にサンルームを設置した事例です。洗面所のすぐ横に設置されているので洗濯が終わればすぐに洗濯を干すことができますよ。
まとめ
サンルームの間取りは、使用目的によって決めるのがおすすめです。洗濯物を干したい、子どもが遊べる空間にしたい、など目的によってどこに設置したらよいのかは変わってきます。
設置する方角で迷うかもしれませんが、どの方向にもメリットやデメリットはあるので、家の間取りや周辺の環境、風の通りなど総合的に判断してサンルームの場所を決めたいですね。
またサンルームを増築すると登記の変更が必要になります。固定資産税も増えるので、こちらの記事も読んでおくことをおすすめします。
