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停電になったらペットはどうなる?ヒーターなどが必要なペットの対策方法

ooba1809
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突然の停電。私たち人間にとっても怖いものですが、ペットにとってはもっと恐怖に感じることになるでしょう。

特にヒーターなど24時間電気を使って管理しているペットの場合は生死にかかわります。大切なペットを守るために停電対策はどうしたらいいのでしょうか。

ハムスター、シマリスなどの哺乳類の対策法

ゴールデンハムスターやシマリスは、本来寒くなると冬眠してしまいます。ですが、冬眠すると寿命が短くなる、冬眠中に餓死してしまうという危険性があるため冬眠をさせないよう室温を15℃以上に保つ必要があります。

冬眠することはなくても、小動物は寒さや暑さに弱い動物が多いので停電時にも気を付けてあげましょう。

こちらは停電が原因ではないのですが、ハムスターが寒さで冬眠してしまい亡くなってしまったという方のブログです。怖いですよね。ヒーターを使っていても停電してしまったら同じようなことが起こる可能性が。また、ハムスターは暑さにも弱いです。

体が小さい分体温調節が大変ですが、ケージも小さいので停電になっても温めたり冷やす術はあります!

他には、お湯を沸かしてペットボトルの中に入れ、ケージの下に敷くという方法も。あらかじめ充電しておく必要がありますが、ポータブル電源があればペット用ヒーターなどを動かすことも可能です。

カイロや保冷材を使うときは温めすぎ、冷やしすぎにも注意しましょう。 長期間停電が続く場合は電気が使える地域に預けるというのも1つの手です。

自宅を離れるときは必ずヒーターの電源を切っておきましょう。復旧した時に火災の原因になることがあります。

同じ哺乳類でも犬や猫についてはこちらの記事をご覧ください。

ペットがいる家庭の停電対策!愛犬や愛猫のために準備しておくべきことは? 地震や台風など、大規模な災害により停電が起こることがあります。近年では、復旧まで数週間、数ヶ月を要する事例もありました。 ...

ハムスターやシマリスを飼っている方のブログなども参考にしてみてください。

ジャンガリアンのハムスターさんblog(停電対策について)
シマリス坊やの生活日記(夏に経験した停電について)
yahoo知恵袋(ハムスターの停電対策について)

文鳥、インコなどのトリ類の対策法

文鳥やインコなどの小鳥も寒さに弱いので冬場の停電時は保温が必要になります。特に病気のトリや高齢のトリ、ひな鳥は寒さが命取りになることもあります。

トリ類の保温対策は以下のような方法があります。

  • ケージを段ボールや新聞紙、プチプチなどで覆う(前半分は開けて置く)
  • ケージの底を発泡スチロールケースに入れる
  • ケージの下に使い捨てカイロを貼る
  • ケージの周りに湯たんぽやお湯を入れたペットボトルを置く
  • ハンカチなどに包んで懐に入れる
  • 透明ケースなどに入れて布団で一緒に寝る

鳥の種類や年齢、健康状態によっても変わってきますが鳥の様子を確認しながら温めていきましょう。特に病気や高齢の鳥の場合は、停電時の対策をお医者さんに相談しておくと安心です。

この方は停電に備えて湯たんぽを準備されたそうです。

このようなお家もケージより保温力がありますね。

鳥を飼っている方のブログなども参考にしてみてください。

ブンチョ日誌(一瞬ですが停電した時の文鳥の様子が分かります)
ようこそ!とりみカフェ!!~鳥カフェでの出来事や鳥写真~(鳥カフェスタッフの停電対策)
OKWAVE(鳥を飼っている方の停電対策)

熱帯魚などの魚類

魚類の場合は種類にもよりますが、

  • ヒーターやクーラー
  • エアーポンプ
  • ろ過装置

を使っていると思います。停電するとこれらが使えなくなります。それぞれの対策を見ていきましょう。

水温の維持

まずは水温の維持ですね。冬場や夏場は停電するとあっという間に水温が変わってしまいます。水温が急激に変化すると魚たちにダメージを与えてしまいます。

停電に備え、水槽用の断熱シートを用意しておくのがベストです。

断熱シートがない場合はプチプチやアルミホイル、発泡スチロール、冬場は毛布などでもOKです。まずは水槽の周りに何かを巻きましょう!真冬は上面も覆ってもいいですが、すべて覆ってしまうと酸素が入らなくなってしまうので少しは開けて置きましょう。

他にはお湯を入れたペットボトルを周りに入れたり、水槽に浮かべたり、使い捨てカイロを使うという手もあります。これは保温ではなく加温ですね。急激な温度変化は魚にダメージを与えてしまいいますので温まりすぎないように注意しましょう。水槽に直接温水を入れるのはNGです。

また、長時間停電するとどうしても水槽内に温度差ができてしまいます。電気が復旧し、ろ過装置が動き出すと急激な温度変化になってしまうことも。停電が長引くときは時々水を攪拌するようにしましょう。(魚がびっくりしないように慎重に行ってください)

中にはこんな声も。

経験者の声は重みがありますね。

酸欠防止

魚は水の中に溶け込んだ酸素を体に取り入れています。水中に酸素がなくなると酸欠になってしまうため、普段はエアーポンプを使っているんですね。

停電したら当然エアーポンプは止まってしまいますが、水中の酸素は残っています。数時間の停電でしたら酸欠になるということはほとんどありません。

水槽の蓋を開けて置いたり、水槽の水を攪拌すると酸素は入りますが、水温は下がってしまいます。短時間の停電の場合は下手に水をいじらない方がよいでしょう。

普段から水草を多めに入れていおくと酸欠対策になります。

他には、電池で動くエアーポンプや酸素発生剤を使うという手もあります。水温低下のリスクはありますが、用意してあれば安心ですね。

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水質悪化の防止

水質に関しても短時間の停電なら急激に悪化するということはありません。ですが普段から水をきれいにする石を水槽に入れて置くと水質のキープに役立ちます。

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また、ろ過器の中にはバクテリアが多くいます。バクテリアは酸素がなくなると死んでしまうのですが、ろ過器が再稼働したときに一気に水質が変わり魚にダメージを与えてしまうことも。

長時間の停電の場合はろ過器のスイッチを切り、ふたを開けて置きましょう。電気が復旧したらろ過器の中の水は捨て、ろ材は水槽の水でゆすいでから水槽に戻しましてから電源を入れなおしましょう。

停電時はなるべくエサをあげない!

停電した時はなるべくエサをあげないようにしましょう。水温が下がることで消化機能も低下しているので内臓にダメージを与えてしまう可能性があります。

また、エサをあげればどうしても水は汚れますので水質悪化の観点からもエサは控えた方がよいでしょう。どのくらいエサをあげなくても大丈夫なのかは魚の種類によっても異なるのでペットショップなどで確認しておくといいですね。

停電が起こった場合、ライトはオフにしておきましょう。電気が復旧した場合急に電機が付くと魚たちがびっくりしてしまいます。

熱帯魚の場合はヒーター、エアーポンプと電気を使うものが多いのでポータブル電源があった方が安心かもしれません。事前に充電しておく必要はありますが検討してみてはいかがでしょうか。

実際に熱帯魚を飼っている方の停電対策も参考にしてみてください。

はじめての計画停電(輪番停電)の夜・・・アクアリウム工房 ~趣味の部屋~(計画停電をしていた時の対策方法)
yahoo知恵袋(停電対策について)
森の中の水族館。スタッフブログ(水族館で停電が起こった時の対処)

亀、ヘビ、トカゲなどの爬虫類

爬虫類は哺乳類などと違い、自分で体温をあげることができないので体温の高い動物から熱をもらって生活をしています。

夏場など気温が高いとき以外は、熱源がないと生命を維持することができません。つまり、停電でヒーターが切れてしまうと死活問題なんです。

爬虫類を飼っている方は

  • 使い捨てカイロ
  • 湯たんぽ(お湯を入れたペットボトル)

などで暖をとれるようにしておきましょう。といっても、熱すぎてもNGでほんのり温かく感じる温度がベストです。カイロも湯たんぽも直接触らないようにタオルなどで巻いてちょうどいい温度にしてケージに入れましょう。

停電中はエサをあげない

爬虫類は種類にもよりますが、おなかの中が空っぽの方が低温でも生命を維持することができます。エサを食べると消化不良を起こし命にかかわってしまうことも。

保温対策を行っていたとしてもヒーターが復旧するまではエサをあげない方がベストです。停電が長期間続く場合は消化の良いものを少量あげましょう。

爬虫類は元々週に1~2回のエサですのでさらに数日空いてしまっても死んでしまうことはありません。心配な場合はペットショップなどで相談しておくと安心ですね。

爬虫類の停電対策のブログなども参考にしてみてください。

T&T REPTILESのブログ(計画停電の時に行っていた保温対策)
我が家の爬虫類達の日常をのんびり綴ります:)(停電対策について)
思い立ったがフトアゴ生活(夏に停電した時の経験談)

停電や地震が起きたらまず我が身を守ろう!

停電や地震が起きた時、ペットを心配する気持ちは当然ですが、ペットだけでなくまずは我が身を守りましょう。

飼い主に万が一のことがあったら、ペットは自力で避難したり生き延びることは難しいでしょう。

まずは自分たちを守るという意味でも日ごろからペットだけでなく自分たちの分もしっかり防災対策しておきましょう。

停電時に役立つグッズはこちら

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まとめ

ペットの中には、ヒーターなど生命維持のために電気を使っている動物もいます。停電は死活問題になりますのであらかじめ停電した場合の対処方法を頭に入れて置きましょう。

しっかり対処すれば停電時を乗り越えることはできるケースが多いです。焦らず落ち着いて対応してください。

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サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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