浴室用の冷たくない床タイル、本当に冷えないの?使用者の感想をチェック!
昔ながらのお風呂の床といえばタイル。タイルは耐久性・耐火性・耐水性に優れているため、浴室の床にはピッタリです。
しかし冬はとても冷たく、浴室に入った途端ヒヤッとするのが浴室のタイル床によくあるお悩み。足が冷えるのは辛いですし、健康にもよくありません。
「冷たくない」と謳っている浴室用の床タイル商品もありますが、実際どうなんだろう…と効果が気になるところ。そこで実際に使用している方の口コミや、その他の対策をご紹介します。浴室タイルのヒヤッ!にお悩みの方は、是非チェックしてみてください。
浴室の床に使える冷たくない『サーモタイル』
一昔前の日本の家庭では床がタイル敷のお風呂が一般的であり、「お風呂の床は冷たいもの」と半ば常識のように考えられてきました。
しかしお風呂の床が冷たいと足が冷えて不快というだけではなく、冷たさに驚いて転倒したり、ヒートショック現象を招いたりする危険性もあるのです。
そうした浴室での危険をなくすために開発されたのが、従来のタイルより冷たさを感じにくいLIXILの「サーモタイル」です。
(画像引用元:サーモタイル公式サイト)
熱伝導を小さくする加工を施し、素足でもヒヤッとしにくいのが特徴です。抗菌・防滑機能で安全性が高いのも嬉しいポイント。
サーモタイルには「浴室床タイプ」と「内床・壁タイプ」があり、浴室床タイプは内床・壁タイプより表面の凹凸がはっきりしていて、濡れた足でも滑りにくい仕様になっています。
デザインや柄のバリエーションも豊富で、ナチュラルからラグジュアリーまで自由な空間演出が可能です。
公式サイト:LIXIL | タイル建材 | サーモタイル
「サーモタイル」の導入事例・口コミ
「冷たくないタイル」とは言ってもどれくらい効果があるのか気になるところ。実際に浴室にサーモタイルを導入した事例と、使用してみた感想をご紹介します。
「サーモタイル」の導入事例
浴槽の交換と一緒に、お風呂の床をサーモタイルにリフォーム。お掃除がしやすくなり、冷たさも感じにくくなりました。
サーモタイルに変更してからヒヤッとしにくく快適で、天窓からの光が当たってタイルがキラキラと輝いています。
サーモタイルは施主希望の「断熱・防菌加工の床材」にピッタリ。快適な上、元のタイルと似たデザインでイメージも損なわず仕上げました。
「サーモタイル」の口コミ
「我が家のサーモタイルは、そのうたい文句の通り、確かに、今の季節でもヒヤッとしません。触るとザラザラしていて、足裏との接点が少ないため、冷たさを感じないようです。(決して、温かくはありません。)ザラザラしているので、滑ることもありません。ただし、それ故に、お風呂の桶の裏に、結構な傷が付きます。(底面の形状によると思いますが、我が家は全面ではなく、リング状にぐるりと。)まあ私は、桶の底の傷は気になりませんが。
サーモタイルで、一番よかったと思うことは、その清掃性です。週に1度、ブラシで磨けばOKです。」(掲載元)
「元々のタイルでお風呂に入ったことがなかったので、比較ができないのが残念なんですが、リクシルのサーモタイルはヒヤッとしない程度。
施工は真冬だったので、最初は冷たいじゃんっ!!と思っていました。
でも、発熱はしないわけですから当然ですね。過度な期待は禁物です。(中略)
また、温度だけなく良かった点が「カビや汚れが気にならない」ということです。(中略)半年過ぎましたが、ゴシゴシ床をこすらないといけない、ということは皆無でした。
意外にお掃除が楽になったのも良かったです。
また、表面がザラザラしているので滑りにくいのも良かったです。」(掲載元)
在来風呂(ユニットバスではない)
土壁+檜板+サーモタイル
真冬でも暖かいのにビックリ‼️
ユニットバスみたいに湯気で息苦しくないし快適なお風呂生活を送ってます👍#木の家 #風呂 #檜 https://t.co/uGpft0KT0O— Fukuroda Takumi (@takumiman1977) January 4, 2020
サーモタイルに関する事例や口コミを見ると、全く冷たくない訳ではないようですが、従来のタイルと比較すると足下の「ヒヤッ」がかなり軽減されているようです。
「冷たくない」という効果以外に、「汚れにくくてお掃除が楽になった」「滑りにくいので安心」という感想も見られました。
サーモタイルには洗面所におすすめの「内床・壁タイプ」もあります。導入事例や口コミをこちらの記事で紹介しています。
浴室の床のヒンヤリ対策
サーモタイルを導入する以外に、浴室床の「ヒヤッ」を防ぐ方法をいくつかご紹介します。大掛かりなものから手軽なものまで、ご家庭の状況に合わせて参考にしてみてください。
浴室用クッションフロアを貼る
既存のタイルの上にクッションフロアを重ね貼りすれば、冷たさを感じにくくなります。クッションフロアは水や汚れに強く、清掃性が高いことがメリットです。デザインも豊富で、浴室のテイストに合わせて選ぶことができます。
自分で施工することも可能で、DIYすれば業者に依頼するより費用が安くなります。ただし賃貸住宅では施工することができません。
浴室の床のリフォームについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
お風呂マットを置く
お風呂用の防水仕様になっているマットを置く、とても簡単な方法です。置くだけなので賃貸住宅でも実践可能!
様々な素材やデザインのものがありますので、好みやインテリアに合わせて選ぶのもいいですね。お風呂マットについて紹介している記事も参考にしてみてください。
浴室を暖める
グッズを買いに行く時間がない、今すぐできる方法を知りたいという方は、入浴する少し前にあらかじめこちらをやっておきましょう。
- 浴室暖房を使用する
- 浴槽のフタを開けておく
- シャワーで床を温める
直接床が暖まるわけではありませんが、浴室全体を暖めて足下の「ヒヤッ」を体感的に軽減させられる可能性があります。
まとめ
LIXILのサーモタイルは、やはり従来のタイルより冷たさを感じにくいという口コミが多く、導入すれば足下のヒヤッ!は解消できそうです。
しかし全く冷えない訳ではないという意見も多く見られました。浴室の冷えが本当に辛い…と深刻に悩んでいる方は、それ以外の対策も併せて取り入れてみてください。
ご自宅にピッタリの方法を実践して、安全で快適なバスタイムにしましょう!