西日対策をしよう!マンションでできることまとめ
西向きの部屋は西日が眩しい、暑いと感じている人も多いでしょう。西日がきつい場合の対策方法はあるものの、マンションだとできることは限られてきます。
今回はマンションでもできる西日対策を、賃貸でもできることから本格的なリフォームまでご紹介します。
マンションでもできる西日対策って?
西日対策は家の内側、外側の両方から行うことができます。ですがマンションの場合、持ち家だとしてもマンションの外観に関わる部分に勝手に手を加えることはできません。(詳しくはこちら)外壁はもちろん、ベランダやバルコニー、窓部分には手を加えられないのです。
ですからマンションの場合主に内側から行う対策がメインになります。といっても、賃貸には原状回復義務があるので、持ち家とできる対策が変わってきます。賃貸、持ち家それぞれの西日対策を次の章からご紹介していきます。
内側・外側の西日対策についてはこちら。
原状復帰可能!賃貸でもできる西日対策
まずは賃貸でもできる西日対策について。賃貸の場合は室内であっても勝手にリフォームすることは不可。退去時に原状復帰できる対策をしなくてはいけません。
賃貸の対策は窓に行う対策がメインになります。
内側から窓にできる対策!
窓から入ってくる西日を軽減させるには次のような方法があります。
- 遮光カーテン
- 遮光ロールカーテン
- ブラインド
- すだれ
- ガラスフィルム(断熱シート・遮光シート)
など。どれも原状復帰が可能なアイテムですね。
ガラスフィルムには以下のようなアイテムがあります。
こちらは水だけで貼れるガラスフィルム。
こちらはマジックミラータイプ。
こちらは完全遮光タイプ。ガラス面に貼るタイプだとガラスの種類によっては上手く貼れない商品も多いですが、窓枠を使うタイプなら確実に貼れますね。
フィルムを貼るのが一番お手軽な方法かなぁ。
ただし遮光性が高ければ高いほど、眩しさ・暑さは軽減できるものの、部屋の中は暗くなってしまいます。光を取り入れたいのか、光が入らなくていいから西日の暑さや眩しさを軽減したいのか、考えて選ぶ必要があります。
カーテンやブラインドなどは西日が強い時間だけ閉めるといった調整ができますが、フィルムを貼った場合は調整ができないのでご注意ください。
遮光性の高いブラインドも人気があります。
いくつかの対策を組み合わせると効果もアップしますよ!
こちらのブログでは、様々な遮光アイテムを試しているので参考にしてみてもよいですね。
市販のアイテムではなくても工夫次第で断熱対策は可能。この方はアルミホイルと障子紙を使ってDIYされています。きれいに貼られていますね。
市販のフィルムは貼って剥がせるという商品でも剥がしにくい場合もあるので注意が必要です。これならきれいにはがせそうなのもいいですね。
他には、原状復帰できる簡易二重窓をDIYするというのも一つの方法です。
少し価格は上がるけど、冬の寒さ対策にもなるハニカムスクリーンがおすすめだよ。
外側からの対策で原状復帰できるものは?
窓の外側、ベランダなどの西日対策でも原状復帰可能な方法はあります。特に熱を遮りたいなら外側で対策した方が効果的です。ですが、ベランダなどの共用部分はマンションの規定によってシェードなどが設置できない場合も。
まずは管理規約を確認。分からない場合や心配な場合や大家さんや管理会社に相談してから行いましょう。
賃貸でも窓の外側にできる対策には
- シェード
- オーニング・タープ
- すだれ
- グリーンカーテン
などがあります。
外から窓を覆えば熱が入ってこないだけでなく、西日対策しながらも窓が開けられるのがいいですね。
中には本格的な対策をされている方も。
広いベランダなら賃貸でもオーニングを設置できる場合もありますよ!マンション、アパートによってかなり違いがありますので、まずは確認してみてくださいね!
マンションでも本格的に西日対策リフォーム!
持ち家の場合、上記でご紹介した対策に加え、リフォームをして西日対策をすることも可能です。よりしっかりと、見た目にもこだわって対策するならリフォームが確実です。
窓のリフォーム
窓の西日対策リフォームには
- 遮熱性の高いガラスに替える
- 窓をサッシごと交換する
- 二重窓にする
- ブラインドのオーダー
などの方法があります。窓のリフォームがどこまでできるのかはマンションによって異なるので管理会社に確認してから行いましょう。
実際に窓のリフォームを行った事例をご紹介しますね。
こちらは入居前に二重窓を設置し、西日を軽減させています。
こちらはマンションのすべての窓に内窓を設置。西側の窓は西日対策のできるLow-Eの遮熱タイプのブルーガラスにリフォームしています。
こちらは元々のブラインドが薄手だったため、遮光性の高いハニカムスクリーンを設置した事例。これだけ大きな窓ですと自分で設置するのは難しいですが、オーダーのリフォームならきれいに設置できますね。
壁のリフォーム
西日がきつくて部屋が暑くなるという場合、壁の断熱リフォームをすることでも熱さは軽減されます。マンションの場合外壁に断熱材を入れることはできませんが、内壁なら可能です。
こちらは南西向きの部屋で夏の暑さが厳しいというお宅。フルリノベーションをきっかけに、内壁の断熱リフォームを行いました。
こちらもフルリノベーション、スケルトンリフォームの機会に壁の断熱を行いました。壁だけでなく、窓も二重窓に変更しています。
断熱リフォームについてはこちらの記事もどうぞ。
断熱をすると暑さだけじゃなく冬の寒さ軽減にも繋がるのがいいよね!光熱費も安くなるよ!
間取り変更リフォーム
マンションでも間取りの変更リフォームは可能です。部屋全体の間取りを変更して西日が気にならない家づくりをする、という方法もありますよ。
こちらは部屋が細かく分かれていて西日がきつかったというお宅。間取り図では方角がないため分かりにくいですが、北が左側、南は右側(下側が西で子ども室、寝室に西日が直撃)。あえて西側に広いリビングを設置して、気密断熱対策を行いました。採光や通風がしっかりできる部屋になったそうです。
こちらは中古を買って入居前にリフォームした事例。元々2つの洋室が西側だったのですが、リビングを広く取り、西側に設置。インナーバルコニーを作ったので日差しも軽減され、雰囲気のあるリビングになっています。
まとめ
マンションでできる西日対策を見てきました。マンション函館に比べるとできることに限りはあるとはいえ、様々な対策を行うことができます。
賃貸の場合は原状復帰可能な対策を行うようにしましょう。持ち家の場合はマンションでも本格的に西日対策のリフォームができますよ!
ただし、賃貸・持ち家に限らずベランダなど家の外側に対策をする場合は、管理規約を確認。もしくは管理会社か大家さんに相談するようにしましょう。
マンションのリフォームについて詳しくはこちら。